10/9 JAMJAMJAMと兎



 関西から帰ってきて、JAMJAMJAM音楽祭、sahanのギャラリー番と、駆け足の1週間が過ぎて、ようやく椅子にすわって画面に向かう時間が戻ってきました。今日は少し寝坊。JAMJAMJAMは、心配した雨も降らず、会場となった葉山の上空にはまっさらな青空から燦々と太陽が照って、いまだ顔が火照っているような暑い熱い一日でした。関西から集った仲間、葉山の仲間、つながってる人々、たくさんの笑顔に会った日。海辺のパパイヤ以来の青空太郎のチャンキーさんを何年かぶりに観れて、やっぱり悶絶した。あーおもしろかったね。楽しさのあとは、ちょっと寂しさに包まれるし、どの別れも名残惜しいけれど、みんな元気でいよう。私も元気にいよう。
デザインチームで制作したグッズもほぼ完売で、ほっとしました。JAMJAMJAMオリジナルてぬぐいが、またすこしあります。欲しいかたはご一報を。一枚1000円。メール便で送りますよ。

 さて、今週もヒロシ祭りは続いてます。『Rabbit Redux-帰ってきた兎』永井宏展 鎌倉sahan にて開催中。
10/14(日)迄です。(10/10休廊) 私も13日の土曜日にもう一回ギャラリー番で行きますよ。
昨日はギャラリーに行く途中に、2010年の夏の展示のあと「これからやっていくこと(スタイル)が分かった気がするんだよね」と、永井さんがアトリエで静かに話してくれたのを思い出しました。永井さんが長く多く書かれた文章と同じく、より日常に近いモチーフを、独自にあみ出した手法で描かれた2007年頃〜2010年までの近年の作品が、爽やかな風といっしょにギャラリーに飾られています。是非、お越しくださいね。今週から永井さんの本も置かれるようです。帰ってきた兎のタイトルの意味も、ギャラリーで。


そしてイベントは続き、来週は→これです。
『Marguerite Night』10/18(木)19:30〜カフェ ヴィヴモン・ディモンシュ/鎌倉
たいそうに名前を入れてもらっていますが、私は駆けつけ一杯ならぬ駆けつけひと弾きって感じかな。マーガレットプレス10号には、詩と文章ものせていただきました。




10/5 JAMJAMJAM musicフェスは明日

 明日のジャムフェスの準備と仕込みに、ひと足先に行ってきます。土曜日11時〜16時まで。葉山でね。
私はなあやさんや、岩崎有加さんと豚汁の鍋かきまわしたり、ホットドッグやっております。象の音楽のステージは、14時くらい〜かな。新作いくつかやります。13時からはミロコマチコさんのライブペインティング始まります。おいしいのや可愛いのや愉しい音いろいろです。出たり入ったりフリーなので遊びに来てください。一色海岸も近いですよ。お天気が曖昧な時は、オフィシャルのツィッターやFBで確認してくださいませ。←メニューnewsからリンクしてます。



10/3 ありがとう 夢のようなあたたかいこの日々を

 戻ってきています。たくさんのことが過ぎて、なにもかもがもう夢のような日々で、なにから書けばいいのだろう。今日には今日しかないこともあって、結局私はこの"今"を精一杯見つめることしかできないんだな、見つめよう、と思いながら、しっとりと湿った朝の空気を吸っています。展示のこと、旅のことはゆっくり回想しながら綴っていくつもり。関西のなかま、関東のなかま、静かに見守ってくれる友達、家族、会えた人にも会えない人にも、たくさん支えられた展示でした。ありがとう。胸いっぱい。



 大阪滞在最後の日、みんなと別れてひとり、新幹線の時間まですこし時間があったので、どこかのんびりできないかなと周辺を調べて、高槻の山寺に行ってみました。バスに揺られてから、田んぼの中の道をてくてく。こんもりとした山の中へ。

ひとりだから辿り着くところもある。沢の音に包まれて、今年初めての金木犀の香りをここで嗅いだ。




思ったより全然駅から遠くて、戻ってこれないかと思ったけど、大丈夫でした。山道には前日の台風でたくさんの木の葉や枝、蔓がおっこちていて、遠く離れた地だということを忘れ、つい拾ってしまう。おみやげにひと巻きだけ。


葉っぱが落ちたらきれいな蔓になると思う。かごでも編もうと思います。
またのんびり行きたいな。

さあて、ぼんやり思い出している場合じゃない。JAMJAMJAMフェスが目前!楽器を自分では運べないので、明日には山田さんに取りに来てもらうのです。あってこっちでも助けてもらってる。まだ曲が頭の中でまとまってない。どうしよー。



9/27  かみさま うまれる水 / WORDS BOAT は7日目

 
 今週はずっとJAMJAMJAMフェスで演奏する曲をつくっていました。3曲出来たのですが、自分で作ったのにちょっと難しいのが出来ちゃって、そのうちの2曲がうまく弾けなくて困っています。大阪から帰ってきたら練習だ。なあやさんの書いた詩に、かみさまに話しかける詩があって、前にどこかで読んだときから好きで、"好き"をじんわり大事にしていたら、なかなか音をつけられず。最後になんとかコードの型だけ決めてタイムアップ。こまかいところはこれも帰ってきてからだなあ。リズムが取り難くて左手が弾けてないのでメロが入れられないっていう。でもうまくひけるとカッコイイと思うのです。いや全部うまく弾けないと困るんだけどね。

 さて、これからレッスンへ行って、深夜に大阪へ向かいます。朝イチで新幹線でもいいけど、たぶん早く起きれないだろうと・・・。いつもバスで行く時は、京都で降りて祇園で風呂だったけど、今回は大阪しか通らない便なので、明朝は難波で風呂ー。これまたよさそうな風呂が見つかりまして。バスの時の楽しみは、確実に風呂になってます。バスもちょっとVIPなシートにしてみたので乗るのが楽しみです。
 学園のレッスンも久しぶりでちょっと子供たちに会うのがどきどきします。。先週出席できなかった演奏会の様子をみんなに訊くのが楽しみ。聴きたかったなあ。これをふまえて12月のグランドコンサートに向けてすぐに新曲で練習開始。なんでも、「はいおわりー」なんてことはないんだなあ。続いていく。

では、展示は日曜日までです。金、土、日は在廊しております。この機会に、普段あまり会えない関西のいろいろな方とお会いできますように。いってきます。


 29日の16時〜は、まいまいと龍門ズといっしょに、草原でちいさな朗読と音楽の会をします。このあいだ巣巣でひとめぼれして連れてきた寄木のカリンバを持っていってみます。鳴らすと、手のなかから水が沸いてくるような、手の中に水琴窟があるみたいな音がします。わずかな振るえといっしょに音が沁みてくる。持てる楽器って、こんなに愛着が沸くんだなあ。可愛いでしょ。はやく草原で鳴らしたい。聴きにきて下さいね。




9/26 戸袋をたたく風 /WORDS BOATは6日目

 こつこつと音がするのはなんだろう、とじっと外を伺うと、お向かいの家の戸袋が風でカタカタと鳴っているのでした。たぶん。
いろんなことが同時進行中。気づいたら、もうまた旅仕度をしなくてはいけません。1週間も経たないうちに気候が変わっていて、暑さ対策からこんどは「冷えるかもしれない...」の心配までしながら持って行くものの思案。そして台風が来てるみたいですねえ。そーっとふーっと天気図を吹いてみる。展示は2週目に入りました。丘には秋の風が吹いているそうですよ。蚊よけしていらしてください。



9/25 足をすりあわせる日

 ひんやり。寒いくらい。暑さ寒さも彼岸までとは、ほんとよくいったものだなあ。すっぽりと毛布にはくるまるし、体を洋服で包むことにもなんら抵抗がない。座り仕事用に薄めのブランケットも一枚出した。
搬入終わって帰ってくればのんびりできるだろう、と思っていたのは間違いだったようです。戻ってきた途端にjamjamjamのあれやこれで、人生一番のメール送受信数。人気者か?と錯覚しそうだけど、終わればまた1通もも来ない日が続くのです。自分てなんなんだろう・・・。まあ自分も連絡をすることが減るのでしょうけれど。
でも制作中は見はからったように無かった仕事の話が、ここにきてまたぽつぽつと入ってきて、不思議。もうカレンダーを作る準備もしなくては。構想はすこしあるのです。ふふ。そっちに飛びこんでいきたいけど、今日は曲つくり。もう今日明日しか時間がありません・・・。作らなくちゃ出れないしね。こんなお天気だと曲調がまた変わりそうだなあ。どこかで土鳩が鳴いてる。



「東京からお友だちが展示を観にきてくれはったよ」とハマちゃんから連絡をもらう。うれしいなあ。うれしい。今日はギャラリーはお休み。2週目は明日からです。




9/22 夏茜の舞う朝  / WORDS BOAT は 4日目



 1週間ぶりのひとりの朝。白湯をのみながらベランダをじっと眺めるのも1週間ぶり。帰ってくる頃には食べ頃だろうと楽しみにしていたイチジクは、熟れすぎてパクっと石榴のように爆発しておりました。嗚呼。これで今年も食べそこね。無念。それでも根元からは新しい茎が伸びて、手のひらのような葉を初々しく広げている様は、来年に期待をもたせます。水面に出てきてエサをねだるメダカたちをひとしきり眺めて、むかごと穂紫蘇を摘んで、ようやく自分に戻った気分。
 関西滞在中は、あれするにもこれするにもみんなに甘えて、たっぷりとお世話になりました。ぼーっとしているうちに寝床が出来上がって、ぼーっとしているうちにごはんが目の前にあって、みたいな感じです。ありがたいことです。ずうずうしくまた来週もたくさんお世話になることでしょう。ほんとは、期間中ずっとあの丘の空間にひっそり居ながら、自分も作品を眺めていたかったのですが、ギャラリーへは、まいまいが木曜から、私は金曜からまた参ります。今日はどんな空気が流れているのだろう。
ギャラリー代表のはまちゃんが、日記に搬入の様子をすこし書いてくれました。こうして自分の部屋の片隅にいつもの時間に座っていると、なんだかもう夢だったみたいだな。慌ただしさと熱気に包まれてのぼせてた。たのしかったこともたくさん。滞在中のことは、またゆっくり。



 さあ、今日から再び関西入りするまでは、jamjamフェス用の曲つくりの毎日に。象の音楽は健在だぜと、新作をたくさん聴いてもらいたい。たくさんかそうでないかは、オレ次第っすけど。

 



9/16 しゅっぱーつ


 それでは大阪へいってきます。勢いはつけて、のんびりこだまで。なんていうか、作品を持ってないので、搬入というよりすっかり旅気分です。

スタートは19日(水)。1週目は初日の19日に在廊しています。2週目は後半に再大阪になる予定です。また一度帰ってきてからお知らせしますね。旅の途中経過はFacebookで。

 2週目の週末29日(土)には、16時からささやかですがイベントをやります。まいまいとふたりでリーディングを、そして大好きな龍門ズに音楽を奏でてもらえることになりました!うれしすぎる。
 ふたりで丘で朗読するのは、ずーーっと前からのひそかな野望?でした。その頃は、唄うとかギターを弾き語るとか、踊る?とか?もっと変な妄想いっぱいでしたけれど。ちいさなことばのリーディングと音楽の時間を、どうぞ一緒に過ごしにいらして下さい。



9/15 旅じたく

 作品を送り出して、部屋にぽかんと隙間ができたら、急にきもちにも隙間ができました。ここしばらく天井を見あげる、なんてこともしなかったから、光と影があんなに高い位置に映るようになったことも気づかなかった。気づけてほっとしました。空いた床にゴロっと寝そうになるのをこらえて旅の準備。まだスタートにはすこし早いですが搬入の為、明日からしばらく大阪入り。身のまわりを片付けて、洗濯機をぐるぐるして、冷蔵庫の中の野菜も全部出してスープと漬物に。


ときどきぽけっとしながら、箱に入れるタグを制作。素材のせいでしょうかね。これを作るのが一番楽しかったかも。笑 


10に1つくらい隠しモチーフを入れてみました。ふふー。ついでに100までナンバリングしましたよ!でも99枚です。おかしなことに?出来上がってみたら1枚足りなかった... 1つ無い数字があるけれど、ま、わからないでしょう。笑 作品がほんとに100出来上がってたらどうしよか。 
さてね。自分たちも行ってひろげてみないとわかりません。でも2人でけっこう作りました!作品も詩も100あります。きっと。



9/13 右カール


 アンカット終了。木綿豆腐みたい。
豆腐にもぐりこんで昏々と眠りたい・・・
作品というか、全くの脇役ですが、紙の質感がおもしろいです。見つけてください。

 さて続きは夜に。レッスンへ。今日は公開リハを兼ねているので、寝ぐせを多少なおさねば。右のみ左巻き。
 展示前のこのくらいになってくると、外出がこわくなります。火事があったらどうしようと。去年の震災の時も、ちょうど今のように展直前で、ほんと作品だけを抱えて逃げようとしました。今一番大事なのは作品。買えるものは失っても、またいずれ必要なら手に入ると思っています。プラグもあちこち抜いて、火の元注意。でいってきます。



9/12 ヘラクレスオオカブトの父

 出かける前にいそいで、来週のプレ演奏会の譜面を書く。搬入とぶつかって自分が出席出来ないので、伴奏をほかの先生に頼まなくてはいけないのだ。自分ならばこどもに合わせつつ頭の中でつくりながら弾けばいいのだけど、頼むとなるとそうはいかない。やんちゃな4歳児は、かいじゅうみたいにもりもりとその時の気分で鍵盤をたたく。それを音符にあてはめて、さらに決まった伴奏をつけるなんて...ほんとは出来ないんだけど。。。
演奏することにしたヘラクレスオオカブトのうた。私はヘラクレスオオカブトを見たことが無い。4歳児は、オスのことをお父さんという。「ヘラクレスオオカブトのお父さんは、オレよりでかい!」のだそうだ。そうか、そうなのか。じゃあそれをみんなに教えてあげられるように、元気に弾きたまえ。

 


9/11 無口な白い箱 

 レタスのこぼれ種からたくさんの双葉がのびている。ワイルドストロベリーも灼熱の時期を過ぎてまた実りだした。誰にいわれるわけでも植物は坦々と日々をめぐらせている。
 平面にアートワークをほどこした作品が、まいまいから立体になって送られてきて、それをずらっとテーブルの上に並べて作業。追って渡した分が足されて、まいまいの作品も加わるとどれだけになるのだろう。2人ってこういうことなのか、とちょっと感動。形になったものをひとつひとつ手にして、最終の仕上げ。これで終わりではなくて、まずやらなくてはならないことの1つ目が出来あがったということで。次の作業をモウレツに進める。今回はこれとこれとこれをこれだけ作る、とノルマみたいな形で取り掛かっているので、なにが何でも作らなければならない状態になっているのが、いつもと違うところ。置かれた白い箱たちが静かに鎮座しているように、まいまいが無言になってるけれど、手はとまることなく動いているのだろう。まさに展示前。お互いの作業にほぼ手を貸す余裕はないけど、もうすこし。もうすこしだ。



9/10 夏のおわりに


 昨夜は、巣巣で『愛のかたまり』展クロージングライブに、山田稔明さんに声をかけてもらって最後1曲だけ参加させてもらった。久しぶりに音楽のなかに浸ってゆらゆらと心地好い時間。セッションしたのはAMERICAの『I NEED YOU』に山田さんが日本語歌詞を付けたもの。駆けつける電車の中で、いただいたデモを最後にもう一度だけ聴こうとしてやめた。メンバーをきいて、素敵になるに決まってるじゃん...とやる前に超感動していたのでした。巣巣もライブ仕様でキラキラしてて、ライブの為に調律されたピアノは音が生き生きしてて、弾きはじめてみなさんと音がぶわーっと重なった瞬間、ぶったおれるかと思いましたよ。妄想以上で。


(写真は山田さんから無断借用。すみません。)

山田稔明さん(右)、ヒックスヴィルの中森さん(左)、真城さん(中央)、そこに自分(背中)。という、なんだこれは!?というような降って沸いたような機会に動揺しまくったけど、ヒックスヴィルのお2人は永井さんとも長いお付き合いがあったそうで、廻りめぐって様々なご縁がこういうことになって、なんだかほんとうに、ああそういう時なのだなと素直に思います。ありがとうございました。ほんとうに器の大きな方ばかりで、その実力にのっかるばかり。私はそんな人になれるのだろうか。中森さんの今の原発を取り巻く動きに対するお話が、自分の中でずっとどこかなにか引っかかっていたことを言葉にしてくれたようで、ほっとした。



(ライブのおやつはダンラナチュールさんの黒糖と荒塩のマフィン。レッスンの時もおやつを頂いているけれど、いつもどれも美味しい!お腹ぐらいは落ちつかせねば、と即行食べちゃったので、写真は残された旗だけ。山田さんちのポチ。ポチ?)

 人を楽しませるってのは、単に楽しい曲(歌)や賑やかな曲をやるのとは、全然違う。普段からその時間やお客さんのことをあれこれと考えて向き合う時間が、来た人を楽しませるんだろうな。そこがプロとアマの違いじゃないかなあ。まあ、それほど山田さんのライブは終始楽しく空気はほどかれていて、素敵で。
いろんなことを理由に怠慢さでその場しのぎみたいなステージはやりたくない、やらないにしよう、と己を戒めるのでありました。本来はつくりあげる舞台裏が面白いんじゃん。
 しかし昨日の巣巣には、展示に参加された活躍中のアーティストさんたちが大集合していて、ここぞというばかりに小心ぷりを発揮したー。ま、いいのです。胸いっぱい。


9/9 ラストウィーク


 3年目にしてついに食べられるか?ホワイトゼノアという白い品種。今年は色もいい。そろそろな気がするなー、うーむ。見極めがむずかしい。毎年4つくらい実が生るのだけど、発育不足だったり、早く採りすぎたり、落ちてしまったりで、まだお口に入ったことがないのであります。
玄関の外では放ったまま茂った紫蘇に穂がたって花が咲き始めた。穂紫蘇も好物。
 とにかく頭の中がとっちらかってるせいか、電話をかけるのにエアコンのリモコンをじっと見て、どうやるんだっけ?としばし首をひねる。ピ とボタンを押してクーラーをつけてみて、ヨシと思ったけど、ぶるぶる。やりたいことは違うじゃん・・・ 電話、電話電話。


 すこし胃がつかれてるかな。タンポポ(根)パウダーを摂取。アイスが食べたいんじゃないの。タンポポを味わいたいの。ほんとに。美味しいんだもん。
気づけば、ここのところテーブルの上の写真ばかりだ・・・。でも今日はレッスンのあと楽しみにしていることが待っているのです!いってきます。



9/6 今日の一茶



 ゴミ出しのついでに、種がついて伸びきったレモンバームをバサバサとカット。根元から新しい芽が出てきたので、それがまた茂ってくるでしょう。カットした中から若い葉だけを摘んでリーフティに。すうっとレモンの香りとシトラスのひんやりするような飲み口。さわやか〜。どくだみうまい!とか言ってたけど、これまたうまい。こういうもの(草)は、体に入っていかない時は全く入っていかないので、今求めているのだなあとつくづく思う。レモンバーム、和名は香水薄荷。この香りが神経系に作用するのでしょう。神経性の消化不良や頭痛、ストレス、鎮静、パニック、殺菌(かゆみ)などに効能があるようです。あと、脳の活性化と若返り。なるほど、今日飲みたくなったわけがちょっとわかるような。今日は音楽の脳みそに切り替えて行ってきます。


バジルも種が出来ている。無事種をつけた植物の姿って、どのときよりも一番安心してるなーって感じる。よかったねー。こちらもありがたく採取。

これも種。むかごさん。愛くるしいゆるキャラにみえてしまう・・・けど、こちらは食べちゃいます。



9/5 目覚めのグリーン



 今朝もどくだみ茶から。自分で干したのは、市販のものより緑茶に近いフレッシュ感があってやさしい。慣れていない人には青味を感じるかもしれないけれど、私はこっちが好きかもな。友が作ってくれたアシタバのペーストは、目が覚める鮮やかな色。トーストにぬって食べて、緑のチャージ。緑が欲しい時は元気が欲しい時。元気がないことは全然なくて、わりと元気ぽい。ただ頭が疲れてるんだな。生み出す時間よりも考える時間が多くて。やることが決まれば手は早いのです。
いろいろな物事が、ぎゅっといっぺんに詰まる時期みたい。密度が濃くて、そしてどんどんアウトプットされていくー。


9/4 最近のあれこれ

お手伝いさせてもらったDM2枚、今週末から発送されていくようです。

JAMJAMJAM音楽祭2012 at 葉山・森山神社 10/6


◇Rabbit Redux 永井宏展 at 鎌倉 sahan 10/4〜/14

JAMJAMJAMのは、先日描いた絵を、デザイナーのぶんちゃんがカラフルにしてくれました。ポスターはもっとカラフリー。こちらも近く届くはず。
当日はステージと屋台?も参加させてもらいます。近くなったらまたご案内しますね。
それに合わせてのsahanの展示。永井さんの絵を展として湘南でみれるのは、とても久しぶりなのではないかな。是非sahanの美味しいご飯と合わせて。
sewing galleryでは、まさに永井宏作品展『Banjo on my knee』 がスタート。
各ギャラリーによって、セレクトされる作品が全然違うので、そのたびに新鮮さを感じる。それだけ沢山の作品を作っていたってことなんだな。すごいな。

そして、『ボタンとリボン5号/windchime books』 に、掲載していただきました。

展示のときに書いたちいさな詩たちとイラストで4ページほど。書店でも取り寄せできるかと思いますが、読んでみたいなという方はご一報を。すこし手元にあります。表紙の絵はミロコマチコさん。



8/31 満ちる

 カラリと晴れ。道端の萎えた草たちを見ると、そろそろ雨が欲しいところですが、まいにち月が綺麗ですね。昨晩は深夜、少しの時間、部屋を真っ暗にしてベランダの際に寝ころがって、月の光でできた葉の影を手や足に映しながら月光浴しました。聴いていたのはwelcome wagon。月にも音にも吸い込まれそうな透明感。ほんの10分ほどだったけど、眠いわけでないときに何もしないで体を投げ出しているなんて久しぶり。そしてなにも考えずに、ただ音楽を聴くなんて、なんて素敵なんだー!と。


 普段、仕事や制作をしているときは、ほとんど音楽を聴きません。事務的な作業になった時は、景気づけにロックをガンガンかけながら、イカツイ顔してスピードアップを図ることもあるけれど、手を使うようなときは、たぶん他からのテンポやリズムに惑わされたくないんだと思います。そのかわり、たまに脳内でくだらない唄を思いついて、それがぐるぐるするので、こんな唄をぐるぐるしてるくらいなら音楽を聴いた方がマシでは...と思うこと多々。でもやっぱり要らないととめてしまいます。無くて全然平気だし、そのほうが私は集中するみたいです。風の音や外の風景の中の音、頭の中にわく音のような色やカタチでじゅうぶんみたい。すーすー聞こえるのはなんの音だろう?と思ったら、自分の呼吸だった、なんてこともよくあります。起きてるんだけど寝てるみたいに息が深くなると、きこえるみたい。
 今日はブルームーン。今夜もよく月が見えそうだ。また贅沢な時間をすこし過ごしてみようかな。なんだかね、曲がつくりたくなりましたよ。そして今日は、大好きな友達夫婦の新しい人生への旅立ちの日。まだ片付けに必死かな。満ちた月に照らされて景気好くいってらっしゃい!



8/29 そう、それで wind tile

 自転車をこいでいると、ときどきふっとペダルが軽くなる瞬間があります。風を追いこしたとき。スカートの裾がなびいて流れて、ぱたぱた。そんなとき、"風のしっぽ"を授かったって思う。「今、風のしっぽをつけて走ってる!」って気づくと、急にうれしくなってちょっと得意げな気分になって、ニヤニヤしながらぶんぶんペダルをこいじゃう。ささいなことだけど、ひらめきやきっかけをくれることってたくさんある。
風のしっぽ、誰かにもつけてあげたいなー、つくといいなーと、作品にもちょいちょいつけてます。イメージにしっくりくる素材を、家の中のあちこちやベランダを覗いて、布は糸に戻したり、糸は繊維に戻してみたり、しっぽしっぽ言いながら。ひとつひとつちょっとずつ違う好い按配のしっぽが、出来上がってます。
好いペースで進んでるなあってときには、しっぽがついてるのかもね。日々のしっぽ。






8/27 ゆれる風のしっぽ

 
 どくだみの花。水中花みたい。光が透けて綺麗で、眺めてると眠くなります・・・いえ、眺めてなくても眠いんですけど。
 展のご案内を発送しています。ひと言ずつ添えていれば、こうして展案内の時だけのご無沙汰のご挨拶ばかりの方も多々。すみません。なんだか年賀状みたいだな、お元気かな、とあの人この人を思い巡らせて書いてます。何年もこんな繋がりだけの方も多くなってきました。
「一度作品を発表したら、出し続けていくことがお客さんに対しての作家の責任」 と永井さんが言ってたことを思い出します。一度目より二度目、二度目より三度目、展示をやればやるほど、なにを作るか悩みます。これでいいのか、なにを見せたいのか、自分らしいのか、進歩しているのか。YESがひとつも出なくても、やった、というひとつの事実は残るから、それだけを支えにやるですよ。そして作り終わった瞬間から、また新しいスタートになります。いつも。それが楽しいの。スタートってスタートするんだって時が一番楽しいと思う。




8/26 庭の岸辺 ひまわりのスピーカー ヒグラシのマンドリン


 ピカピカなsun shower。ひまわりって太陽が好きで、太陽のほうを向くんだと思ってたでしょ。違うんだよ。ものすごく簡単に説明すると、顔を陽にあてたくて、じゃなくて後頭部を陽にあてたくなくて、いっつも太陽を顔にうけているそうです。後頭部に成長過程の大事なものがあるらしい。(むつかしいところは忘れました) 太陽を追うのをやめて、首をもたげたひまわりには、もうちゃんと次の種が出来ているはず。駅に行く途中の公園に、周囲をぐるりとたくさんのひまわりが咲いているのだけど、それらが一斉にガックリしちゃう時期には、自転車で通り過ぎる自分までけっこうガックリを肩が落ちるよ。
 さて、今日は巣巣レッスン。頭を切り替えなくては。というか、頭を取り替えたい。



8/25 夏暮れ

 蝉がきゅうにおとなしくなって、日陰からは虫の声。夏が暮れてく。朝陽があたるほうと夕陽があたるほうに、ひとつずつニガウリが生っています。朝陽のほうは、ぐーんと伸びてて、この子は夕陽のほう。ずんぐりむっくり。大きくなるかと油断してるとあっというまに夕陽色になってパカっと爆発するタイプだな。
 春にせっせと摘んで乾かしておいたドクダミ茶が美味しい。美味しいということは、欲してるということ。夏の老廃物もたまってきたかな。しばらくドクダミデトックス。




8/24 ストリングス

 昨夜は仕事から帰ってきて、よいしょ、と座るやいなや、すべてそのままでゴロと寝てしまいました。無理が効かない体になったのだなあ。元気な子供たちとたくさんお喋りしながらレッスンしたせいかも。負担がかかっているなと感じるのは腰。固めすぎないように、冷やさないように注意。こわごわ。
 今日も日がな制作。作品を作る前、今回の2人共通の展示のテーマを数ヶ月持ちつづけてふくらませていたら、自分のなかに3つのキーワードが浮びました。その1つが、ストリングス。草原の中まっすぐに伸びる音や意識みたいな線。どこかの場所を思い浮かべる時、頭の中とその場所がつながりますよね。見えない糸電話みたいな糸。展示のために書いた詩の中にも、いくつかそんなのがあります。まずはそんなところから選んだ今回の素材。


 普通より細い針と、ちょっと特殊な細いシルクの糸。これを厚さ2ミリほどの硬いボール紙に刺すので、最初はほとほと頭を悩ませましたけど、もうだいぶコツをつかんじゃいましたよ。そうなると、出来ることの範囲が広がるので楽しくなってきます。よって1つの作品にかかる時間は変わらず・・・。
その間に、銀粘土をチネチネとこねてみたり、編み棒をだしてみたり、紙も漉いちゃったし、糸は色を入れたり抜いたり。子供たち以上に夏休みの工作的なことにかかんに挑んでおります。大半はボツにしましたけど・・・。ボツだ、と決めた瞬間、その日一日の時間が重く重〜く肩にぐったりとのしかかってくるわけです。瞬間けっこう凹むけど、やってみないとわからないもので。逆にわかると、すっきりします。そっか。じゃあ次!みたいな。まあ、自分の場合、やらないで引っかかっているよりも、手っ取り早いです。


おまけ。

糸じゃないですよ。福毛ー!ながーい!すごくないですか?? 太ももの後ろに発見ー!



8/23 処暑



 天気予報ではしきりに「処暑なんですが、まだ暑さは続きそうです」と言っていた。そう言われれば、このくらいの時期に一旦すうっと冷えて、9月に入って残暑がぶり返す、というイメージ。来週はどうなってるだろう。
 昨日は久しぶりに絵の具を出して絵を描いていた。偽(似せ)永井宏。意図的にあまりカラフルにはしなかったのだけど、永井さんはこんな色にはしないだろうなあとか、こんな細かいことは気にしないだろうとか思いながら。なによりメディウムの使い方が、私はせこい。でもコツは分かった。分かったところで、偽永井さんを続けていくわけではないけれど、弟子にしてもらえばよかったな。絵がどういう形でお披露目されるかは、これからのおたのしみ。
 さあ、今日はレッスン。今日こそフルメンバー来るであろう。たくさん遊んだ子供たちはみんな真っ黒に日焼してくるだろうな。楽しい話しをききつつ、来月のプチ演奏会の追い込みに入る。このあたりが一番伸びるとき。自分の伸びしろもゴムのように伸ばしたい!


こうすればー。らしいじゃん。これはちょっとデカいか。ポンポンならお手のものだよ、永井さん。




8/21 "ひみつのカシパンプロジェクト"


まいまいは覚えているだろうか・・・「はこをつくってさあ〜、なかにいろいろいれちゃおうよ〜♪」って、ここが発端か!?何年前だ。プロジェクト7が、まさに・・・。



 早起きしたから、今日はまいまいとのことをすこし語ってみる。(作品作ってくれ、と言われそうだけどね)
一緒に展示をする坂本さんこと まいまいとは、一緒のワークショップに通っていたわけだけど、半年以上は顔を合わせる機会も無く、お互いあまり知らなかったんだと思う。そのあと自分が写真展をした時に、ふらっと来てくれて、「千葉から来た」というのでびっくりしていたら、ワークショップに通っているというし、大して面識も無いのに来てくれたのに心底驚いた。展示中は暇だったし、まいまいみたいに綺麗なOLのお姉さん的な人(そういう風にみえた)が自分の身近に居なかったこともあって、なんだかわからないけれどすごくたくさん喋ったのを覚えています。何を喋ったのかは、全く覚えてないんですが。
 2年目のワークショップで、お互いの事情で同じ曜日になって、それからどういういきさつだったか、あっという間にマシミに飲みに行ったり、一緒に旅に出たり風呂に入ったりと、トントン拍子とはこのことか!みたいな勢いで、始終なにかしらを企んだり妄想しあう仲になったのだけど、アトリエでの何が最初だったのかいまいち覚えておりません。やっぱり。
ただ、いつもワクワクするようなことを言いあって、むふむふしていて、それがかれこれ8年くらい?ずっと続いているわけですね。ワクワクとむふむふは、絶えずあって、ちいさく達成したり、常に妄想上で楽しむものでもあったりしたけど、その一番妄想に近いようで、でも一番の夢だったむふむふが、今回の展示なのだろうと。
このむふむふ、形にしようとしたら、けっこう大変で、適当にポンポンむふむふしてるわりには2人とも真面目だから、今頭ひねってひーひーしてるけど、こうなった長い過程を思い返すと可笑しくてついニヤついてしまうわけです。
まいまいは、私の世界を広げてくれた人のひとり。私を居酒屋好きにした人。笑  美人だけどちょっと気が強くて、と思ったらよく泣いて、気がつくようで抜けていて、綺麗な色やものが好き。ときどきチッと思うこともあるけど、どうしても憎めない努力の人。大切な友であり、時に尊敬するライバル。まいまいがびっくりするものを作ってやる!と思いながらやってるわけですけどー、泣き言をきいてくれるのも彼女なわけです。そうか、なんだかんだいって甘えてんだなあ。ちぇっ。


冬に活版のアクティビティに行ったときの。見本をみせてもらっているのになぜか爆笑。


真剣に活字を拾う図。まいまいは、UDONというカードを作っていました。こういう発想は私にはないんだよね。






8/20 WORDS BOAT at SEWING GALLERY



 寝落ちして、床で起きる毎日。展示の詳細をnewsにUPいたしました。今回は、大阪は枚方市です。大好きな星ヶ丘。でもアウェーイです。関西方面の方で、ここをご覧になってくださっている方、興味をもって下さった方にはご案内をお送りいたしますので、どしどしご連絡ください。もちろん全国どこからでもお待ちしております。
 昨日はスイカをやっと食べました。なかなかひとりでは買えないし、冷蔵庫にも入らないしなのです。ベランダの軒先のニガウリもぶらんぶらんと成長中。制作が低迷すると、自分が嫌いになったり人を嫌いになったり、かと思えば恋しくなったり、いそがしいこっちゃです。ひと月切ってしまったけど、本来はこのあたりからイケル人になるはずだよなあ、自分よ。かたまる背腰にお灸を据えたり、夏の野草を食べてみたり、わりかし元気にしています。
同時進行しているいくつかのイベントのことも、追々。




8/14 きゅうりとナスとそうめんとノラ

 雨が降ったりやんだり。昨日「仏さんは、きゅうりとナスに乗ってくるんじゃないよ」と妹から指摘のメール。なにげにチェックされている。「きゅうり(馬)でピュっと来て、ナス(牛)でのんびり帰る」のだそうです。なーるほどー勉強になりました。ちなみに実家のあたりでは、きゅうりとなすの背中にそうめんがのっております。仏さんが、途中でお腹が空いたら食べながらくるように、と認識しておりますが、ちょっと自信がなくなってきた...
しかしこのそうめん、わりと近所のノラ猫が食べちゃうもんで、うちの仏さんたちは空きっ腹でやってくるに違いありません。まあお墓も近いから大丈夫でしょうけど、牛で帰る帰り道が心配ね。しっぽは、トウモロコシのひげです。時々、神奈川でも馬と牛を玄関先に置いている家がありますね。そうめんがのっかっているのは、あまり見たこと無いけれど、それもノラのしわざ?こういう風習は、離れた土地で客観的にながめるととても不思議な気持ちになります。



8/13 落雁

 以前、coyaライブの際に配布していた小さな冊子に『落雁』という文章を掲載してもらったことがある。それにも書いたけど、私は仏壇の中を覗き込むのが好きだ。実家の仏壇は覗き込むほど大きくも無いのだけど、やっぱり覗き込むようにその黒い箱の世界に顔をつっこみたくなってしまう。別に見える物以外の何が見えるわけでもないのに、水面に顔をつけるようにじっと覗いてしまうのは、やはりそこに"いらっしゃる"という想いからなんだろうか。こんなふうな仏壇と向き合う(覗き込む)時間は、せいぜい10秒くらいのものだろうけど、なるべくひとりでそうっとやっている。妹が一緒に帰省しているとき、仏壇の部屋からチーンと音がきこえると、やはり妹もこっそりじーっと仏壇の中を覗いているに違いないと思う。いや、勝手な想像だが。
最近は落雁が供えられることは滅多に無い。果物のときはいいけれど、いつの貰い物?..と思うような袋菓子とかのときには、眺めもちょっと残念だ。
 と、そんなことを玄関の掃除中に歩いている蟻んこをみつけて、「お盆か」と気づいたのと同時に思い出した。迎え火の煙を目印に、じいちゃんとばあちゃんが、きゅうりとなすの馬に乗って帰ってきてるだろう。お盆の間は仏壇の中身が全部床の間に祀られて、この数日間だけは仏壇の黒い扉が閉まってる。扉が閉まった黒い箱は、これはこれでとってもミステリー。


気づかぬまにニガウリが垂れてる。しじみ蝶がとまってたロメインレタスの花も咲いた。タビラコみたいな花で意外。レタスってもしかしてキク科?なのね!へー。花が咲くまで放置しておいてみてよかったー



8/11 本日ツン入り

 昨日、デザイナーの ぶんちゃんと10月に葉山で開催されるjamjamjam音楽祭の打ち合わせ。2人でデザインチームとしてお手伝いさせてもらうことになった。プロ相手にイメージを目に見えるモノに現して見せる瞬間は勇気がいるけど、私の乏しいアイデアやアナログ的作業を、経験豊かなぶんちゃんが倍に倍にひろげてフォローしてくれる。改めて身近にいる人たちの多才(多彩)さに感心。目に見える形にして音楽祭を引っぱって行く仲間たちの気分も盛り上げたい。
と、始まったばかりですが、もう逆計算すると時間がなくてスピーディに着々とがんばってますよ。次々と出来上がるだろうモノを見に、音楽祭に来てください。お客さんはフリーで入れますのでね。10/6です。
 帰り際、ぶんちゃんの夢をすこしきいて興奮。なんとこんなところに草の人が。ニュアンスがこれまでになく近いぞ。いつか愉快をじっくりと企みたい、と企む。


 まいまいとの展示の準備も大玉転がし的な勢いになってきました。

ここ連日は、恋人かよ!という量のメールのやり取りです。いや、むしろ恋人だったら面倒くさいか。かつてない状況が、なんかおもしろい。でも自分、今朝からツンデレのツン時期に入りました。笑 
というわけで、盆明けまでは制作に篭ってます。ノースリーブに太いヘアバンド姿なんで、えーと、最近見かけないあの芸人さん...(ゆっぴょん?わかちこ?の人)みたいで、自分自身ムッとするんだけど、ふらっと差し入れとか大歓迎〜。 タイトルも決まったので、近日中に詳細UPします。
いや、もうたぶんガンガンいくつも大玉転がしていかないとヤバイんす、たぶん。でもなーんか冷静。個展と違う気持ちの余裕なんでしょうか、ただペースが掴めてないせいなんでしょうかねえ...


8/10 学び欲

 この時期、なにか転機だったり、人の気持ちが動く時なのかな。ロールプレイングゲームが新しいフィールドへ変わるみたいな。周りにもそんな人がたくさん。一歩抜けた人、まさに踏み出そうとしている人は、その表情から隠せないオーラみたいなのが出てて、愉しそう。いやいや不安だよ、というその言葉すら羨ましい。ガードしているみたいな自分がちっぽけに思えて仕方ないけど、焦らずやってこ。自分は今年は勉強する年だと思う。こんなこと思ったこと過去一度も無かったから、きっとほんとにそうなんだと思うし、ここでどれだけ蓄えられるかで次のステップへの進み方が変わるんだろうと思ってる。そして学びたいことがたくさん。雑学でもなんでもいろんなことが知りたいぞー。


先月に静岡でみた安倍川の花火。数年ぶりに観た打ち上げ花火で、たーまやー!のタイミングが違う、と妹に指摘されるの巻。



8/9 しじみちょう



 だいぶ過ごしやすい陽気。トウ立って蕾をつけているリーフレタスの葉に、
ひっそりと滞在しているこの訪問者にも、秋の気配。こんなふうに、見えるところにちゃんと移ろいの瞬間がたくさんあるのだね。
この子は、やまとしじみ?羽根をひらくとブルーで綺麗なんだとか。でもじっとお休み中の様子。自分はシジミの味噌汁をふーふーしながら飲みたくなりました。気温もそうだけど、湿度が下がったのだな。きっと。

ミンミンゼミの声も、頑張ってるように聴こえてきた。いやいや、まだ盆前だ。夏をめっけなくちゃ。




8/8 見えないところで咲いている


 簾越しにくんくんと匂うニガウリの花。蔓はベランダの物干しにのぼって、屋根の下を左から右へ進行中。なかなか実は生らない。
 昨日、まいまいに頼んであった SEWING TABLE COFFEE玉井さんご夫婦の本『貝殻となり』を受取る。しっかり読んでしまうと丘での展示作品に影響してしまいそうなので、ぺらぺらとめくっていくつか写真を眺め、あとはぐっと我慢。ちょっとした遊び心が盛り込まれてるところが、にくい。BOOKLOREの本はそんな本が多くて、つくり手の温度を感じる。やわらかい表紙、素朴でざらりとした紙。あー、そうだ、自分はこういう本が好きだなあと改めて思う。いつかもし自分が本をつくることがあるのならば、何度もページをめくって持ち歩いていくうちに、紙がボロボロに太っていくのが嬉しくなるような、そんな本を作りたい。


感触が好きなペーパーバックたち。じっくり読むとかじゃないけど、ちょっと持ち歩いてはぺらぺら。手で読むの。ページの色が褪せていくのもいい。電車の中でも片手でぺらぺら読める詩の本のがいいね、とアトリエのお手伝いをしながら永井さんと話したことを思い出す。windchimeでcoyaの本を出した頃。
前回、今回の巣巣レッスンは、沖縄で生活始めたcoyaのジュンさんきこさんの笑顔を眺めながら。ピアノの椅子からちょうどお2人の顔が見えるのです。その笑顔になんだかとてもほっとして、なにかが腑に落ちた。馬場わかなさんの写真展『笑顔の未来』@巣巣は、〜15日まで。

 



8/7 立秋

 涼風至る。そういわれてみれば、今日は夜がしのぎやすい。ユーカリレモンも脱皮をはじめた。

ウエーブを描くように剥がれていくのが面白い。この皮を何かに使えないか?といつも取っておくのだけど、うまく使えないまま冬になると薄汚く思えて捨てていた。今年は染めにでもしてみようかな。ペりんと剥けた白いすべすべを眺めるたびに、毎年つべつベ肌に生まれ変われてうらやましい〜と思うのであります。



8/4 おやつ



 朝一番で実家から "カメムシ大発生!"の手紙とともに野菜が届きました。送られてきたのは、シシトウ、ピーマン、とうもろこし、モロヘイヤ、ニガウリ。"トマトもインゲンも、もうダメです。とうもろこしもこれでお終い"とのこと。ついこのあいだ行った時には、「トマトが採れて採れてもう飽きちゃった」と言っていたので、食べれない分はドライにしておいてと頼んだのだけど、やる前に駄目になったかな。カメムシめ。とうもろこしを楽しみに待っていた妹は食べれただろうかね。これでお終いの5〜6本がうちに来ちゃいましたけど。去年は収穫間近にハクビシンに食べられちゃって、これまた駄目だったのでした。今年は梅も、そろそろ収穫かなという頃に、バラバラっと落ちてしまったそう。自然相手にモノ作りするのも根気がいるね。


 歯っ欠け。こんなのが多いけど、食べやすいしわりと好き。生でひと粒食べてみたら甘い!即茹でておやつ。カメムシいいもの食べてるなー。
上の写真が先月末の畑。もじゃもじゃの中にブルーベリーが生ってたり、スイカが転がっていたり、ボーボーに見えるあたりは(全部がそう見えますが)いろんな野菜がボーボー育ってた。一見なにがあるかわからないところが、宝探しみたいで楽しいのだ。




8/2 むかご落ちる



 うちのむかごは少し早いのかなと思うも、もうそんな時季かと思うと一層の焦りが。いや、それほど焦ってもいないけれど。これが1ヶ月切ってない時期の、頭に手の動きがついて行かない中途半端期ってやつです。ダイエットの体重が落ちなくなる時期みたいなもんでしょうかね。
 昨夜は某打ち合わせに茅ヶ崎へ出て友に会う。仕事に関してスパスパとストレートなやり取りが出来る相手は気持ちいい。友の姿勢に励まされて「よーし」とやる気になる単純な自分。ついでに余計なお喋りもして、恋人募集も宣言して(←最近よくしている気がする)帰ってきた。周りには出し惜しみの無い人たちばかり。私はどうなんだろう。ひとまず気持ちをこめて一枚絵を描くことに。



8/1 夏 温 苦



 初夏の頃にどんより低迷してなにかを排出したかしないのか、最近は暑くてもわりと体調が好い。それでも建物に入ったり出たり、乗り物に乗ったり出たりの繰りかえしが多いとやっぱり体もしんどいのだね。ふっと涼しいところで冷やされるたびに血圧もふっと下がるのがわかる。頭の後ろへ つーと意識をひかれるような感じ。どこかのめぐりが悪いんだわー。とりあえず足三里と曲池のツボに灸を据えて、足先ぽかぽかで就寝。よく寝ました。一時期は全く飲みたくならなかった薬草茶もまた飲みだした。そういうもんか。
タイトルは、夏の温度が苦しいってのもあるけど、夏こそ温めて、熱は苦味で排出ってこと。



7/31 暑中お見舞いもうしあげます





今日も空は真っ青。あっつい。

 

7/30 迷走瞑想


自分にいちばん甘く出来るのも、いちばん厳しく出来るのも自分。




7/23 大暑入り

 7月があまりにもあれよあれよと過ぎていくので、引き止める声もかけ忘れてる、って感じです。これからしばらくは作品の制作に集中してアウトプットしていきます。この部屋で出来ないことを実家で試してみたりするつもりなので、静岡へ行ったり戻ったりになりそう。日記はすこしお休みがちになるかもしれませんが、面白いことがあったら声かけてくださいませね。田舎も最近はあっちいんだよね。



7/19 ニガウリの授粉は失敗のもよう

 今日も暑くなりそう。レッスンの日の朝はわりと落ち着いている。やっていたことを引きずらない様に片付けて早めに寝て、早めに起きてゴミを出して洗濯をして、あとはレッスンのことを考えるだけにしているから。ひとりひとりの顔と先週のレッスンを思い出しながら、今日はどんなことをしようかな、なにか用意した方がいいものはあったかな、あれがやりたいな、これを持って行こうと夜から午前中にかけて子供たちのことで頭をいっぱいにしてから出かける。1週間はあっという間のときもあれば、久しぶりに思えるときもあって、木曜日になるとその時の生活状態がふとわかる。振り返る日。
 持って行く楽譜が用意できたら、最後に爪を整えて新しく透明のネイルを塗りなおす。爪は手のひら側からみて見えるか見えないかくらいの短さに。私は短すぎると、それはそれで弾き難い。多少伸びてても今は弾けないことはないけど、鍵盤にちょこっとでも引っかかって「めくれる!」って時の焦りを思ったら伸ばせないねえ。めくれちゃうことは稀だけど、痛いのきらいだもん...まあ、そうじゃなくても、家事したり土いじりしたりで伸びてるほうが面倒ね。
 昔、不精で伸びていたのを、当時習っていたピアノの先生がみて「フレンチネイルっていうのがあって、(短い爪に)それもとても可愛いのよ」と、叱らずに爪をパチンパチンと切ってくれたことがあった。自分で爪切り出来る歳になってから、大人の人に爪を切ってもらうのは、なんだかとても不思議でどきどきだった。その先生がそう言った時から短い爪がずっと好き。



7/18 濃い影のゆれる

 猛暑続き。と思っているまに梅雨明け。天気もいろいろ極端でよくわからないですね。季節から感じる侘び寂びが無くなってしまわないといいんですが。
 連日じっと座って手元だけを見る作業が続いて首筋がコリコリ。慣れない素材に悪戦苦闘。やりながら、まだ形にする段階では無いなと思うも、そういうわけにもいかず。今は海よりもお風呂にじわ〜と浸かりたい気分。寝る前に初めて首筋にお灸を据えてみたら、嗚呼気持ちよかった・・・ 自家製ぬかぽんも温めて首や背骨にあてて、じんわり「しーあーわーせー」と言いながら、そう、そのまま床で寝たのでありますよっ。床寝の季節、とはいえ冷える時間帯もあるので注意せねばね。
 でも制作に入ると私はわりときちんと食べて元気。普段よりも仕事と制作、生活のこと、と、慎重にというか、そのボリュームを丁寧に割り振る必要があるからだと思う。生活面なんかはカットされることは多くなるけど、残したことは大切で貴重な部分。自分で決めて制作するくせに自分で不満を溜めるようなことはなるべくしなーい。葉っぱだっていつもと同じくじーっと存分に眺める。こういう楽しみが1あれば、5くらいがんばれる!いや、4くらいかな。 やりたいことは極力やるけど、余計なことは持ち込まない。(日記はちょっとサボり気味になるけど、頑張ります)
外出は減るから、おのずとこまめにごはんも作る。まあ「作る→食べる」という時間くらいしか、作業から離れられないからってのもあるかな。笑 隙あらば動かないと(立ちあがらないと)、まず動かないしね。いちいち区切りをつけて少し片付けて、というのは、ロスでもあるけれど、この切り替えは空気の入れ替えみたいなもの。私の作りたいモノは、生活の中でふと気づいた小さなハッピーみたいなもの。だから健康的なそういう自分から生み出したい。はやくムフフと思いながらちゃきちゃき作れる段階になるといいな。作りたいものはたくさんあるのだよ!


キンカンの花の蕾。
明日から旧暦の六月。六月は晩夏。暑さの一番盛りであって、夏が終っていくひと月。ただでさえ体力が持っていかれる暑さ。がんばりはほどほどにー。みんなで休めばこわくないー(?)みなさんもお気をつけて。



7/13 夏休み

 この時期、レッスンで会う子供たちに必ず「夏休みいつから?」と訊いてしまいます。自分が知ったところでどうということは特に無いのだけど、子供たちの嬉し度の確認をしたいのだと思います。早いところではもう半日授業だったり、休み前の休みだったりで夏モードに入っている子もちらほら。「虫捕りに行くんだ!」「はやくおばあちゃんちに行きたいなー」など、すでに興奮しがちにお喋りして心待ちにしている様子を見ると、よしよしたくさん遊べよ!と背中をポンと叩きたくなります。昨日も来る子来る子に訊いていたところ「夏休みじゃない!」と、ちょっと厳しい一声が。"夏休み"じゃなくて、"夏季自宅研修"なのだそうです。「でも遊ぶけどね〜」という言葉に正直ちょっとホッとしましたが、びっくり。小学生に夏休みが無いなんて。学校の言わんとしていることはとても理解できるけど、かなり衝撃をうけました。
 田舎で育った私の夏休みは、眩しい太陽、夕日の色と山、海、プール、花、果物、真っ暗な夜などの原色カラーと、しわしわにふやけた手、蚊取り線香、ベビーパウダーの匂い、火照った頬の温度、とたくさんのことが、蝉の鳴き声と一緒にカプセルに閉じこめらて残っています。きっと記憶は好かったことばかりにすり替えられているのでしょうが、夏休みということばには、そういうものが無くなった今でも、どきどき高鳴るような解放感があります。いや、毎日宿題をやりながらの夏休みみたいなものかな。

 



7/12 うかがう



 バラバラと粒の大きい雨が降りだして土鳩が鳴き始めた。取りつけたばかりのすだれを風がゆさぶる。慌ててつけたのに今日からお日さまはお休みらしい。でもすだれでベランダに囲いが出来て外から目隠しされると、またたくまにベランダと部屋とがつながって安心する空間に感じる。"陣地" だ。こちらからなら外の様子がひそかに伺うことができる、というのが落ち着く要因なのだろう。実際は見ようと思えばこちらもちらちらと見えているだろうけど。相手が下着姿で、自分パジャマ姿
くらいの余裕みたいなもん?まあそれはどうでもいいや。要は快適だということです。はい。すだれにしろ、畳にしろ、目の細かい様がやっぱり美しくて涼しげ。すだれなら根気があれば作れそうだね。
 ゴーヤーの雌花がちいさな実をたずさえてひっそりと咲いていたのを見つけて、いそいで雄花をさがして授粉。芽が出ちゃったので埋めておいたジャガイモも花を咲かせている。ミントもレモンバームも花の時期。そろそろ蓮の花も咲くころかな。



7/11 なにかが違うと思ったら今年はまだ簾がなかった



 強い日差しにあたったブルーベリーが、一日でカラカラのチリチリになってしまった。去年もそんなんで もう駄目だろうと思っていたら、春に脇から若い茎を伸ばしたのに、またしても。乾燥しやすい鉢だったのだよね。ごめん。
 ここのところ、夜になると薬膳ぽいスープが飲みたくなって、一日置きににんにくとしょうがをたっぷり入れたスープを作っている。暑い暑いと体感していてわかりにくいけれど、やっぱり冷えている部分があるってことだなあ。鼻のあたまとおでこにじわっと汗をかいている今も、足首とふくらはぎが冷えているのがわかる。あとでマッサージしておこう。
 昨日はレッスンのあとに巣巣の岩崎さんに、どっしりと大きな岩牡蠣やむちむちのイカをご馳走になる。調理してくださったアルベルタさん(巣巣のすぐ近くのイタリア料理店)のほかのお料理もしあわせな美味しさだった。口が肥えてしまいそうでこわいけど、また行きたい・・・
とりあえずお昼は奴豆腐のなめたけおろしのせ。最近なめたけに嵌っているのだー。庶民の味。



7/10 例えば ポヤポヤっとした感じをなにでどうつくればいいのかとか


 ミントジャングルの中で矢車草がひとつ咲いてた。
 制作は、頭の中のあれやこれを形にしようとする過程が一番楽しくて、それでいて一番むつかしい。昨日ぽかんと一日過ごしたおかげで、今朝はひとついいこと思いついて、ついでに自分の中のテーマも定まってきた。これでやっと自分からスタートできる。2ヶ月の間にブレたり変わらないといいけど。
というわけで、色々未定ですけど9/19〜/30、満を持してsewing galleryで。船橋のあねさん、製本家の坂本真衣子さんと。詳細は追って。


7/9 休日


流れ着いた流木のように横たわる人。平らだねと、まるいお腹の隣の方がぽつり。


焼け石のお灸をすえていらっしゃる人。

水平線がくねくねだ。爽やかな陽射しにすっかりこげました。愉快な会話からはいつもちいさな企みが生まれる。

『北風と太陽』のお話の、太陽みたいな方法で人を動かせればいいなあと、昨日Ustでライブを観ながら思う。力ずくじゃもう人のこころは動かないよねってこと。




7/5 けだるい金曜のはじまり

  先月に仕込んでおいた梅サワーが美味しい。シロップよりも断然好きかも。来年はサワー中心に作ろう。プランターの葉の茂みにインゲンが増えていた。たのもしい。
 昨日のレッスンの疲れがまだ残っていてぼんやり気だるい。普段は授業が終わってレッスン時間ぎりぎりにすっとんで通ってくる私立の子どもたちが、きのうは午前授業だったようで、皆まだ体力気力とも満ちたままレッスン室に飛び込んで来た。ドアをあけた瞬間の顔でその日の感じがだいたいわかる。一番最初にくるAくんは、いつもかばんをポ〜イと隅に放って、椅子に飛び乗るように座って好きな曲をどうどう〜?といわんばかりにうれしそうに弾きだす。ありゃ〜、音もリズムもまちがっとる・・・と思っても、ひと言めは褒めることにしてるので、いいところを探しながら聴いている。どんなにめちゃくちゃでも、うれしそうに弾くからやっぱり私もうれしい。なかなか入ってこないな、と思ってドアを開けてみれば、廊下でくるくるまわって踊っている子も居れば、ガチャとドアが開くなり「あのねえ」と、足よりお喋りから入ってくる子も居る。
そんな子どもたちにのっかって自分もテンション高く過ごしてしまったわけで、昨日を引きずっているわけだ。いや、年少さんといっしょに、うるおぼえのこびと踊りを、くねくねシャキシャキ踊ったせいか。ともあれ、エネルギーをあてつけられて、エネルギーを吸い取られた...
演奏会に向けて難しい曲を弾きたいという子に「よーし!しごくよ〜」と言ったら予想以上にビビッたのでどうしたかと思ったら、"しばく"と聞き間違えたらしい。"しごく"って何?と問われて、自分も違い?と考えたのだけど、"しごく"は言葉で与えるイメージ、"しばく"って手が出るイメージ。はっきりは知らないなあ。「大阪の人は"しばく"ってよく言うよね〜」といってたけど、もとは同じなんだろか。
叱っても怒らないのと同じく、しごいても しばきはしないよ。電車の中とか街中とか、ムカっとして、しばいたろか!と思う人に出会うことはたまにあるけどね。そんなことも喉元過ぎれば〜。怒りは怒りを増長する。怒りのあとは哀しくなるもの。体も固まるし・・・。今日も平和な顔してのほほと歩いてきましょ。



7/4 煙の先に 旅の入り口

 ちりちりとするような陽射し。洗濯機をまわしながら、家の中のことをひと通りして、ぷらぷら揺れる洗濯物を眺めながら、イ草の敷物の上で灸をすえる。煙のにおいが心地好い・・・。最近早寝はさぼりがち。早起きはまあまあ。手習いはさぼりがち。ダメな人。
ああ、どこか遠くへひゅる〜と旅にでたい。現実逃避ってやつがやってきた。夕方になったら散歩に出よう。物欲と物をごっそり処分したい願望も同時にやってきた。これはいったいどういう心理なんだろう。入れ替え時期ってことかな。


〔親方劇場リターン〕

親方:おい!みろ。
   夜中に姐さんがごそごそやってたと思ったら、棚の中がもぬけの殻だ・・・なんてこった。
あお:!それであっしらも追い出されて、再登場ってわけなんですね。
親方:大事にしていた薬草もどこかへやって、いったいどういうわけだ。
あお:風の噂では、なにやら船橋のあねさんが絡んでるとか。
親方:なんだとぅ?2年前のタンバリンで見かけたマーガレット組のあねさんか。
あお:そうっす。あの色白のあねさんです。(うっとり〜)
親方:おい!姐さんの前でうっとりするんじゃねえ。知れたら階下へポイだぞ。気いつけろぃ。
あお:ひぃ。階下でイモムシと暮らすなんざ まっぴらだ。
親方:そういえば、最近やけにスペースってやつを確保してるな、なにやらブツがどうとか。
   しかしいってえどういったわけで船橋のあねさんが・・・

アンタタチー!ウルサイヨ!

にゃあぁー!!

(たぶん続かない) 
→過去のアホらしー親方劇場はこのへんの真ん中から。
アホらしすぎて面白くて全部読み返してしまった・・・ 




7/2 ブランニューデイ



 脱皮とまではいかないけれど、うろこが少し剥がれて、あたらしい皮ふに風があたってすこしスースーするような、そんな週明け。しあわせだった週末のせいだ。二日続けて午前様。それぞれにさらっと帰って行った頼もしい関西の仲間たちの顔、近くに居てて見ててくれる仲間たちの顔、そして会わずに居る人のことを思い出しながら、ゆっくり各駅停車で帰ってきた。
大丈夫。ここに居て出来ることをしよう。何かの拍子で誰かの力になれるのなら、そのときは惜しみなく出したい。黙って隅に居るかと思ったら、ふいに大きな声ですきって言ったり、ときどき怒ったり、照れたり逃げたりするけどね。いろんな人のおかげで、そんなふうに思うのです。胸の中心あたりで。

 水滴できらきらしている葉っぱの茂みをめくってみたら、ひょろっとインゲンがなってて「お!」とひとりごち。隣では苺が花をいくつも咲かせてる。自然なサイクルでは今が季節なのだな。
しぼんで落ちたニガウリの雄花は、咲いている時には気づかない、筋というか脈のちぢれ感がきれいで、手のひらの上にのせて眺めうっとりする。しばらくしたら小さな虫がいっぴき出ていった。




6/30 ロバとヤモリと月とうどん

 くもり。そろそろ雨が降らなくて大丈夫なのかな、と思ったりする。今日は楽器を担いで出かけるので、行き帰りは降らないといい。
きのうは久しぶりに逗子。逗子駅前にロバが花を背負って行商していて「ええ?」と驚くも、これから会う人たちに早く会いたくて素通りする。風が心地好い木陰に座って待つ。
 奈良からノブさんとねーやんがやって来てくれて、なあやさんちでノブうどんのうどん夜話。縁側からほっとする面々があつまってきて、料理を堪能。みなが揃うのを待って、鴨汁のつけうどん。大人子どもが男女問わず競い合うように、大皿からうどんをさらっていく光景は始めてみた。美味しくて食べるほうも真剣勝負!ノブさんやめいめいに喋るみんなの声にくるまって座敷の暗がりで、このまま眠ってしまいたいと思うほど、ほっと幸せな時間だった。お喋りがつきないあいだに、昼間からあがっていた白い月は黄金の朧月にかわって、なあやさんちの台所の窓にはりついてた白いお腹のヤモさんに恋をした夜。


 さて、今日はSO SEA展の最終日。タンバリンギャラリーでのイベントにちょこっと参加させてもらいに行って来ます。関西からソーイングの仲間たちも集合。今年も青のドレープに袖をとおして、飴色に変わった南天のネックレスはブレスレットに。とこやんに伸びてもかわいい髪をみてもらおう。衣も髪も、そのままでいいんだよと言ってくれるようでとても安心する。

イベントは14時ころから。ミニライブとお菓子や珈琲がふるまわられます。



6/28 赤の贅沢



 さっぱりと晴れている。ベランダを開け放して、目の前の電線の上でちゅくちゅくお喋りしている鳥たちに「おはよー」と大きな声で挨拶したいような爽やかさ。実際は心の中だけで。しかしそんな爽やかさをよそに、雨がやってくる気がする。頭が痛いのだ。低気圧じゃないか?
 昨日、夜になって山形からさくらんぼが届いた。真っ赤な佐藤錦が箱にわんさか。ひとりで食べるには多いし、もったいない。もうすこし早ければ、あそこへもあそこへも持っていけたのになあ、とつい思いつつ、つまんで口の中へ。ダメにしたらあかん、というのはいい訳かな、ついつい手が伸びて傍らに種がこんもり。種をぷいと出すたびに、鳥になったみたいだなと思う。
今朝も朝から山盛り食べる。大好きなプラムも熟れて食べ頃。レッスンのおやつに持って行こう。



6/27 風をつかまえる衣



 からっと爽やかに晴れ。ニガウリが誘導用に結んだひもをつたい始めて、雄花をつけはじめた。ベランダ側には一株しか植えてないから日よけにはならないかな。今は葉の影がちいさく日陰をつくってる。
 sewing table のえみさんの展示が始まっています。一年楽しみに待っていたので、昨日はいそいそどきどきと初日のタンバリンギャラリーへ。中を覗くと ひゅいひょろとしたたくさんの衣たち。えみさん。見慣れた友がふたり。あれこれ衣をあてて、せっかくだからとあれこれ着て、かわいいかわいいと絶賛したり笑ったり。最初に見まわした時に「これだな」と目が合った衣を一枚、クローゼットにお迎えすることにしました。うれしいな。着ると思いがけないところから風が吹きこんで、わっ と胸高鳴る衣たち。SO SEA展、日曜日まで。
日曜のミニライブには、象の音楽でちょこりと参加させていただきます。珈琲や焼き菓子がふるまわれますよ。是非おこしください。
 そして、今日からは表参道脇のZAKKAで、お友だち小鳥ちゃんのタイパンツ展がスタートです。見にいくのが楽しみ。

> SO SEA『貝殻を拾い集めるようなこと、』tamai emiko展 @タンバリンギャラリー
> 小鳥美茂 タイパンツ展 @ZAKKA



6/24 梅シロップ

 
 出来あがりをぺろり。またすこし作っておこうかな。梅雨があける頃には、すっぱいすっぱい梅サワーもできあがるはず。そろそろしゃきっとしたいところだけどね。




6/23 ほたるぶくろはなにを秘めて揺れる

 しっとりと白い空の朝。外に対して思うことは多々あれど、今は自分をつくりあげないとと、意思はもちつつ、ニュースを見ながらダメな胃に静かに灸をすえる。そんな感じ。
 早寝早起き、3日は続いた。さてここからどうだろう。最近、日付が変わる頃にヤモさんがくることが多いので、見たさに起きてちゃう、というか、それほど眠くないのにお布団に入るという思い切りがなかなかできないのです。これまでほぼぎりぎりまで起きてて気絶するように寝てたので。笑 
 今回の朝の手習いは、なんだかんだ1ヶ月続いてる。1日弾かないと落ちるのがわかってこわいのでやめられなかった。本番が終わったので、こちらもこれからどうなるかな。でも朝の2時間、パソコンの前より楽器のある窓際に座っている方がずっと気持ちいいので、多少は続くかな。というわけで、最近日記は朝食後に書いてます。


6/22 足音を隠す雨



 雨降りの日には、雨降りの日にしか聞こえない音があって、雨降りの日には聞こえない音もあって。
降っても晴れてもお篭りの予定だったので、部屋の中にいるには、ちょうどいい温度だなと呑気に思う。風もないのに、いちじくの葉っぱが一枚だけくるんくるんとまわるように動いている。レタスのプランターからは、インゲンらしい豆の芽が伸びていた。今年は蒔いた記憶はないから、去年蒔いたのが目覚めたのかな。周りといっしょじゃなくても、自分で自分のその時を待つ。植物のそういうところが好きだ。



6/21 仲夏

 夏至。なぜか布団を上半身だけすっぽりかぶっていて、寝汗と共に起きましたよ。すこし早く起きた朝は、またしてもイモムシポイポイ。早く起きれば起きただけ葉っぱを眺めてしまうようです。まあそれもいいけど。あふれそうに水がたまった甕の中でメダカが嬉々と泳いでいます。卵を産んだようだけど、今年はまだより分けておく時間がありません。うちのやつらは、ごっつい食い意地がはってるからもう食べちゃってるかも...。
 昼頃からは雨がくるそうですね。午前中にひと仕事してから、レッスンへ。今日からしばらくまた通常レッスン。本番前は威厳が増すように(?)黒っぽい服ばかり来ていってたので、今日は明るい服で行って、のんびり色々な話をしようっと。いや、先週は学園長先生が見学にこられて5割方萎縮していて、威厳もへったくれもなかったのだった。うむ。ま、そんな私にかまわず子供たちは本番でもいい演奏をしてすばらしかったのだ。なによりだ。来月からは秋と冬の本番に向けて、また曲決め。
ぎりぎり明るい時間に帰ってこれるかな。長い昼間になりそうです。


ブルーベリーの天然マゼンダ。きれいなグラデーション。残念ながらうちのじゃないんだけどー。
昨日の夕焼けも綺麗でしたねえ。雲が多くて反射がひろくて。西側の玄関のドアをあけて、雲が夕焼けを連れてゆっくりゆっくり動いてるのを眺めてました。

 

6/20 次へ



 真っ青な空に白い雲。ベランダの植物たちを心配していたけれど、なんのことはなく。ちいさなイモムシたちが食べ頃のラディッシュの葉をもりもり食べておりました。無言で階下へポイポイ。気温が上がってきてから、あまり期待していなかったリーフレタスがよく育って重宝している。紫蘇もあちこちにこぼれ種から大きくなってきた。
片手こんもりのレタスと常備しているキャロットラペを、粒マスタードをたっぷりぬったパンにぎゅうと挟む。今日はカマンベールがあったのでそれも。これと、一かけのレーズンバターをちびちびかじって、バナナとオレンジとレモンで適当に作ったフルーツサワーを飲むのが最近の朝食。というか、起きぬけの食事。朝から首筋を汗がつたう。思い出したように、麦わらを部屋につるした。あとでベッドの下からボードも引っぱりだそう。台風一過の皐月晴れ。旧暦では明日が夏のど真ん中。今日のBGMはBeach boys。ほんとうに夏だ。どきどきする。



6/19 本日閉業



 日が暮れて、雨音と風音が強くなってきた。台風はどのあたりだろう。先週末には、これでもか!というほどのプレッシャーと緊張の時間を過ごして、終わった・・・というまもなく、次へ突入です。人でなくてもいいから、お疲れさまと迎えてくれる生き物が居て欲しい、と珍しくしんみりしてみたり。聞いていようがいまいが「今日は疲れちゃったよー」って言う相手。ま、そういうことを自分から断ち捨ててしまったのだから、仕方ないですけど。そしてそんなしんみりも、台風と一緒に過ぎてしまうだろうし、いいんですけどー。 ・・・犬かな。笑) 狭いから猫は難しいな。ペットとか飼ったら、もうぜったいメロメロになってずるずる過ごしてしまうだろうなあ。こっそりペットネタ満載のブログとかやってしまうだろうよ。鳥か?(←まだ言ってる)
 とにかく、ここずっとあっという間に一日が終わって、時間が足りない足りない!と言いながら過ごしているありさまです。足りないのだけど、夜には疲れてしまってくったり動いていないので、忙しい人には見えないと思います。たぶんけして人以上に忙しいわけではないのです。自分的に時間が足りないのです。午前中にあと3時間と午後に2時間くらいあるといいな。夜はいいや。睡眠時間も今のままでいいし。でも限りあるからこそ知恵をしぼって使うのでしょうね。過ぎてくれないとしんどい時間もあるもんね。よし。夜はきっぱりすっぱり切り上げて、早く寝て、早く起きよう。日記もさぼらないで書こう。よし。
 



6/13 ごろごろ初夏の実り



 近所の園芸店に、この辺りの農家さんが作った野菜が売っていて、スーパーよりちょっと近いので、野菜だけ欲しい時ときどき覗いてみる。そろそろ梅をやりたいな、と思っていたところ小袋であったので購入。梅酒は去年のがまだあるから、今年はサワーかシロップかな。梅味噌もいいね。もう少し置いてほんのり色が変わってからにしよう。
 2〜3日前に、やたらカラスがうるさい!と思ったら、ご近所の枇杷が今年も豊作食べ頃でした。そりゃカラスも食べるよねえ。いいなあカラス。と、大きな枇杷をくわえて屋根の上を歩くカラスを観察。キョロキョロと挙動不審。誰も盗ったりしないから食べちゃいなよ。時々ゴロっと転がしてまたくわえて。食べもので遊ぶんじゃない!
ああやっぱり庭には枇杷も植えたい...。裏庭にしておこう。(だからその前に庭が;) 利口なカラスを手なずけて枇杷を持ってきてもらえたりしないものかね。

 昨日は巣巣でのレッスン。生徒さんは個性豊かな大人たちばかり。みなさん一生懸命で、前向きで、教えてるなんていう自分が恥ずかしくなる。大人って けな気でがんばってて、愛おしい。
私にできることは楽しく進むお手伝いくらいだなあ。とかいいつつ、やっぱり自分が一番楽しんでるのかも。もっと豊富な人になりたい。


 dans la natureさんのクッキー。3776(みななろー)の富士山。3777とか3775とかになったりしないのかな。初めてお菓子で衝撃を受けたのが、ダンラナチュールさんのタルトでした。その後、carawayさんでの去年の個展で創作のお菓子を作ってもらって。いつかお会いできるといいな。



6/10 夏の入り口に立ちどまる

 2日続けて動くと、1日使いモノにならない。2歩歩いて1歩下がるみたいな感じ。水前寺さんの唄はどうでしたっけ。1歩歩いて2歩下がる?これじゃあ一日一歩にならないか。一日一歩進めれば上等です。
梅雨入りしたからって、どんよりしている場合じゃないんだけどなあ。進まなくても、1歩踏み出すというその気持ちが欲しいわけです。自分。傍から見てると、ただののんびりやさんにしか見えません。


 今年もヤモさんが来ました。この夜を向かえると、嗚呼とうとう夏の入り口だ、と思うわけです。去年は2匹で現れたけど、今年はシングル。代替わりしたのかね?しっぽの形がちょっと違うよう。ヤモさんが居てるなら、もうちょいここでまた頑張ります。ベランダにも小さな虫が増えてきたから、お腹いっぱい食べていっておくれ。
 この時期、このあたりでも何箇所か蛍が飛んでいるようだけど、暗くなってからひとりで人寂しいところへ入るのは、ちょっとこわいです。だいぶ前に実家の近所の田んぼのうえを、たくさんの蛍の光が漂ってるのを見た時は、感激しました。あの光景をもう一回見たいけれど、今では高齢化で田んぼをやる人が減って、田んぼは畑になったり、水が入らないまま。集落のそこかしこを流れていたせぎにもコンクリの蓋がされて、蛍もどこかへ行ってしまったのだろうなあ。もしかしたら、猪が出るようになって人があまり入らなくなった沢の方には居るのかもしれない。
と、考えたらますます見たくなった。去年は鎌倉宮のお堀沿いで1匹みました。あのくらいふつうに歩くような道だと行きやすいのにな。




6/7 6月のスピードが早いんですけど 

  1週間、鼻をかみまくったせいで鼻のまわりがガビちゃんです。しかしおかげでだいぶ負のモノが外へ出ていったよう。雨あがって病み上がるというところ。
内側がよくなってきたら、今度は背中や腰に凝りがあることに気づきました。あちこち頑張ってたんでしょうねえ。最近はときどきセルフお灸をしているのです。といっても、なかなか背面には出来ないので、そこに通じる手足のツボに据えてみています。鍼灸の先生のようにはいかないので、効いているのかはよく分からないけど、あの煙の匂いだけでもホっと肩の力がおりる気がします。まあ、なるほど歳をとればだんだんやることがババくさくなるもんですな。そのうちピップを貼っちゃったりして、ずり落ちたTシャツの肩からちらっとさせてしまったりするんでしょうかね。あと10年もすればピップには手を伸ばしてそうだから、首が伸びきった洋服は着ないようにします。
30過ぎたくらいからずっと、歳をとったら伸ばした髪をきちんと編んで良い白いシャツを着て、きれいなヒダの黒いロングスカートを履くような人になりたいと思っていました。そういう格好がしたい、というんではなくて、若い頃よりもなるべく身だしなみに手をかけよう、ということです。楽な方へばかり走るんじゃなくてね。でもそういう格好が似合う人で居たいと思ったら、多少は姿勢に気を使ったり、身体の線も気にして運動もするんじゃないか?と思うわけ。もうだんだんとそういう意識をして着るものを着るようにしていきたいもんです。ピップを貼っても。自然にまかせた楽なのももちろんいいんだけど。そういうのは、別に頑張らなくてもなっていくような...

 おっと、ジンジャーシロップが出来上がってきたみたい。一緒に入れたシナモンの香りがいい匂い。これからレッスン。先週は鼻をかみかみぼわ〜としながらやったのであった。
今日はレッスン後に管楽器の伴奏あわせも。実力のある生徒さんなので、自分も100%以上にして望まねば。弾き始めて1週間ちょっとまだ練習不足。本番までもあと10日。





6/4 泡沫

 光りをうけた水草からこまやかな気泡がひとすじに絶え間なくのぼっていて美しい。ずっとこうして眺めていながら、思いつくことだけを考えていられたらいいのになあ、と思う。短い時間とはいえ寝転がりながら眺めていることがそもそも呑気なのに...。
ガラスの水槽のなかを陽が照らして、透けるような水草の緑がセロファンのようにピカピカしている。ときどき大きな泡を生むやつもいる。若い頃よく飲んだドンペリを思い出した。グラスの底から泡が線になっていつまでもいつまでも立ちのぼるのを、やっぱりじっと飽きずに眺めていたっけ。もっぱら夜の光に透かしてだったけどね。最近はお酒もあんまり飲まなくなったなあ。でも楽しい席での乾杯は好き。
 水の中に入って、腕や脚に水草が揺れながらそわそわと触る感覚を味わいたい。穏やかにまとわりついてくすぐったいあの感じ。



6/2 想像と発見と

 薄曇り。じわっと暑いのが、気温のせいなのか熱のせいなのかよくわからないこの頃。外からパチンパチンとご近所で植木を剪定している音。鳥がチュチュと鳴いて、遠くをうっすらと電車が通り過ぎる音。しずかな週末のはじまり。
起きて鍵盤に向かうと、すぐに2時間くらいは経ってしまうので、朝はすでに居なくなってます。なにか季節の変化を見落としていないだろうかと、ちょっと心配になったりして。
書きものをするときは、じっと座って耳を澄ますように言葉を探すので、いろいろなことに気づきます。大半は見過ごして終えてしまうことの中から、なにを手元に引き寄せてとどめておくか。そんな何気ない行いが、日々のちょっとした満足ていうか、ささえになってるみたい。
 昨日は、午前中にガツガツ弾いたら熱があがっちゃったので、午後はぼーっと想像のみ。想像っていうと変な人みたいだね。イメージ作業とでも言っておこうか。でも妄想ではないんだな。制約が入ってきてるから、現実的。そこでいかにわくわくするような想像ができるか、が、意欲につながるんだけど、なかなか手堅い感じでむつかしい。ちんまりおさまらないように。6月の発見をしに、散歩でも行ってこようかな。



5/29 シュガーレス



 どくだみの花。クチナシと同じしっとりした白。軒先では、どくだみと桑の葉を乾燥中。干している、という行為も好きなのかも。豆を煮ている、とか。過程というか、過程を含めたそういう光景なんだろうなあ。たぶん。
昨日、近所のファミレスへ書き物仕事をもっていってやる。仕上げにレアチーズケーキ。ここ数週、甘いものを全く欲しず、特にお砂糖というものを体が受けつけずにいた。身体の調子が戻ってきてからは、目にしたり頂いたりすればなんとなく手が出るけど、これって本当に食べたいと思って食べているのかな、とふと。細々とした食欲状態の時から察して、自分の体は基本、砂糖が必要ないのだなあと気づく。といっても、お菓子だってケーキだって食べるし、きっと食べられる時は元気な時なんだと思う。ただ砂糖を摂らなくても糖は足りてるんだな。とくに夏の体には過剰にいらないよ、という初夏の体からの伝言。てところ。



5/28 風は今日も季節をはこ
び中

 じっとしていても汗ばみそうな陽気。ベランダの木にライスシャワーみたいな花が咲いて、森の中にいるような香りがむっとしてくる。冬に葉を落として棒の姿だった杜仲の木も、ぐんぐん伸びて大きな葉をたくさん茂らせています。また葉を落としてしまうのならば、採取してお茶にと思うのだけど、自分の育てている葉っぱたちというのは、緑のうちにはなかなか採ろうという気持ちにはなれないものです。このでも今年は摘んでみようかしら。
そろそろニガウリも植えておきたいところだし、半日陰でも育つ虫除けハーブの苗を買ったので、いろいろひと息ついたら土いじりをしたいものです。時間をつくるのも自分の技量のうちなんでしょうね。


 冬につくった柚子のチンキが無くなってきたので、レモンピールでエアフレッシュナーを作ってみました。まさに天然レモン色。すっきりとフレーッシュでいい香り。フィジーではレモンの葉っぱをリーフティで飲んだり、余すところ無くいろいろなケアに使うそうです。やはり庭に柑橘系は必須ですな。そのまえに庭。そのまえに・・・、そのまえに・・・。全部すっとばして庭だけ先に手に入れる方法は無いものかしら。荒れてる庭面倒見ますよ。私の場合、自然農ならぬ、半自然庭ですけれども。

 巣巣さんで、sususchoolピアノ講座を6月からレギューラー化していただけることになりました。のんびり?みっちり?わいわい?おひとりおひとりが鍵盤に向き合える時間になったらいいなと思います。新しいレッスンは、自分もたくさん学ぶことがあってありがたいです。とてもたのしみ。
気になったら見にきて下さいね〜



5/24 花を乗せてどこへゆく



 エゴノキの花が満開。風がふくと、ぽつりぽつりと綺麗なまま落ちてきます。枯れて散るばかりじゃないんだ。とあらためて。傍らの車のボンネットにもたくさんの花。
昨日は近くを通ったついでに、深呼吸をしに谷戸を歩いてきました。こんもりと背の高い木々の茂る木漏れ日の道。すっぽりとドームのような森におおわれて、その高い天井の隙間の向こうにみえる空を見あげていたら、ひょっとしてこの森なんてほんとはブロッコリーくらいのもので、自分ら人間なんてミクロの世界の生きものなんじゃないか?と思えてきた。ミクロの世界で、わいのわいの集ったりおしゃれしたりなんだかんだ頑張っちゃってて、全く可愛いもんだ。なんてね。
 さて。今日はレッスン。お辞めになった先生の生徒さんを受け入れることになって、少し長丁場に。年明けあたりから音楽業のほうがまた増えてきて、今はそういう波にのってるのかななんて思う。自分も腕をあげていかなくちゃと楽譜を大人買い。ちゃんと勉強するときってのがくるんだな。どうやらそんな年みたい。ここらでいっちょ頑張りたいから体調がはやく戻るといい。



5/21 金環フィーバー

 騒がしい外の声で起きて、ベランダから空をみあげたら、雲の切れ間からちょうどいい具合に綺麗なリングが見えました。近所のおばちゃんたちも集っていて大盛り上がり。メガネとか予備知識無く迎えましたけど、うっすらと曇っていたので肉眼でも大丈夫だったし、時間も知らなかったけれどおばちゃんたちの声援のおかげで、むっくり起きてみることができましたよ。輪っか、綺麗でしたね。でも太陽のリングというより「月が居る!」という印象のほうが強くて、光の手前にいる月のどっしりとした存在にどきどきしました。


光が増えてきてからは、カメラごしに眺めてました。ハレーションの中に反射した、三日月型の太陽。

 ここ1週間くらいずっと胃腸の調子がよくなくて、食べものの喉のとおりもいまいち。お腹は空くので食べてみると、後がしんどい。ストレスかなあ、なんていうと、自分でも首をひねりたくなるけど、ちょっとイレギュラーな出来事が続いたり、タイトな仕事でパソコン前に座りっぱなしだったりで、たぶん身体がなにか申しているのだろうな。 哀しいのは空ける回数の減った冷蔵庫の中のモノたちで、食べれないでいるうちにどんどん傷んでいくわけで。まあ、気を取り直して、今日はさっぱりサヨナラしてしまって、土鍋でまた美味しいおかゆを炊こう。
 なんだかんだ、起こる事ってのはいつもイレギュラーなわけなので、自分でちょっとレギュラーな時間をつくって落ち着かせるのがいいのだろうと思うのです。また朝のうちに鍵盤に向かう時間をつくろうか。文章を書いたりするのはいつも今くらいの時間。お昼のちょっと前くらい。この日記も大抵、その頃アップしています。




5/16 芝生頭で考える



 犬が半日くらい寝転がったあとの芝生みたいな寝ぐせ。いろんなことを同時進行で考えていて、1つのことについてメモしているうちに別のことのメモも割り込んで、アイデアやスケッチが入ったりして、しまいには詩のようなものもちょろっと書き込まれる。そんな紙が何枚もあって、頭の中までもじゃもじゃ。
落ち着いてひとつひとつ終わらせていけばいいのに、やっぱり物事が進む時というのは、こういうもの。全部終ってないけど、全部が1歩進んだみたいな。いいような?そうでもないような。でもやっぱり今日も変わらず全部抱えているわけで。もうちょっとうまくいかないものか。明日になったら、全部とあと1つになりそうだよ。まあ、明日のことは明日考えるけど。

5/15 お知らせをひとつ



 ご縁があって、等々力の巣巣さんにてピアノのレッスンをスタートしました。先月から始めさせてもらっていて、あとすこし人数が増えても大丈夫かなと思います。ピアノをさわってみたいなあとか、久しぶりにまた弾きたいなという方、この曲を弾きたいんだけど、とか。もし興味をもられましたら声かけてください。月1回とかでも大丈夫です。
巣巣さんでは今のところ、目的も様々な大人の方ばかりですが、お子さんでももちろん。親子レッスンとかでも楽しいかも。




5/14 迷子になったら音のするほうへ

 枯れてしまったと思っていたレモンユーカリから、思いもよらない色の新芽が出ていて驚く。毛に覆われた赤紫色の若葉。種から木になるまで育ってきた過程で、こんな葉も色も見てきた覚えがない。なにかに寄生されたのかとじっと顔を近づけたら、レモンユーカリ特有の強い香りがツンとして、やっぱりおまえなんだなとまだ首をかしげながら思う。知らないことってたくさんあるなあ。今朝もしみじみ。
 週末は、黒田真琴さんの個展を観にいったり、タンバリンギャラリーへ寄ったり、仕事場近くでミロコマチコさんの展示をやっていると知って、これはなんというラッキー!と、ふらっと観に行ったり、ぱったり会った友達とお喋りしたり、インプットアウトプットのバランスがとれた時間。秋の大阪の展示に向けてすこしずつ始動しつつも、楽しそうなところへはちゃんと出向いて、風通しの好い自分でいたいなあと思う。

真琴さんの個展『Cheerful』は、22日(火)まで。銀座教文館4Fエレンカイムにて。軽やかな色の夏の帽子が空中遊泳。アクセントについてる飾りがこれまた可愛い。http://makotokuroda.com/blog/

ミロコマチコさんの個展『かたち・もよう展』は、27日(日)まで。横浜市青葉区 JIKE STUDIOにて。たくさんの動物たちと、あの でっかいくじらにも会えるよ。http://tsuki-zo.jp/jike-studio/index.html


JIKE STUDIO、面白いところにありました。地図を無視して歩いたので、森のまわりを延々とたのしく迷子になって歩いたけど、都会からちょっと逃避したい人にはもってこい。道草だらけー。




5/11 まぶたのクラップ



 ぽかぽかというよりも、じりじりに近い陽射し。ベランダでユキノシタの花が咲いた。ユキノシタに丁度いい葉陰をつくっているのは通称小豆島くんの今年の若葉。小さな種が小豆島からやってきたのは何年前だった?まいまいがソーイングテーブルで書いてくれた手紙といっしょに、ティッシュかなんかにくるまってやってきたのでした。芽が出て、葉っぱが出て、落ちて、出て、触って、落ちて、出てを何度か繰り返して、葉っぱ図鑑で調べてもどうしても正体がわからないので、このあいだついにヒントを訊き出してしまいました。まあそれが、あまりにも意外でまだ頭の中で納得できていないので、花が咲くような大きな木になるまでは、うちでは小豆島くんです。ああほんとにそうだった、と思う頃は、私はなにをやってるんだろうなあ。自分はまあ呑気な暮らしをしているから、5月病になったりはあまりしないみたいだけど、5月はいつもすこし今から飛び出たいということを考えているみたい。
洗濯物の影がしっかりしてきた。昨日、レッスンが面白くてよう喋って歌ったから今日は心地好くけだるい。寝起きにまぶたがパクパク鳴って面白かったんだけど、もういつものまぶたに戻っちゃった。子供にはほんと毎回違うことに気づかされる。みんな可愛くていい子で
、会えてほんと良かったなあ。



 数日前に、いくつかのファイルデータを消してしまうという うっかりがあって、いろいろ駆使して一部を取り戻したわけだけど、連休中の日記が2件ほどなくなりました。ついこないだのことなのに、無くなってみると、何を書いたか思い出せないわけです。たいしたことでない証拠でもあり、なんでもない日の記録でもあり。書き方は変わってきたけど、忘れても困らないようなことをもう15年くらい書いている。時々読み返しはじめると、ふふっと 笑えることや、ちょっと面白い言葉が書いてあったりして、止まらないわけです。ネタ帳みたいなものかな。誰にも会わず、ひっそり終えていく日が多いから、やっぱり、自分を残しておきたい、と思うんだろうな。

 

5/8 レース模様のキャベツ 忘れられたモンキチョウ



 やりたいことがたくさんあって(もちろんやらねばいけないこともあって)わくわくと考えているうちに、どれもやらないで一日が終わってしまう。そんなことが積み重なっている今日この頃。とりあえず洗濯をしてきゃらぶきを煮た。
 昨夜はダンボールに溜めこんだ膨大な写真の整理。もうきっと現像しないだろうネガとポジを200本分くらい捨てても、まだ同じくらいはある。現像やプリントにいったいどれだけお金を費やしたのだろうかと思うと、デジタルってやっぱり画期的だと思うけれど、フィルム写真の粒子のしっとり感というか重さみたいなのは、私みたいな素人ではデジタルで再現とか出来ないんだな。展示の写真の現像に、なんども写真屋さんへ通って、なんども発色の修正をしてもらったことが懐かしい。そんな町の小さな写真屋さんやカメラ屋さんも、あちこちにあったチェーンの写真プリント屋さんも、知っているところはことごとく全部なくなってしまった。残ってるフィルムをカメラに詰めてみたものの、どこへ現像出しにいったらいいものか。
 ネガを捨てちゃったプリントくらいはパソコンに取り込んでおこう、と思ったら、これまた気の遠くなりそうな枚数。でも、10年以上前から作り続けている布物作品の写真とかが続々と出てきて、ほんとよく作ったなあ、というか、なんでこんなに作る時間があったんだろうか、なんで今こんなに時間がないんだろか、と思うばかり。透かして眺めたネガやポジの中にはお付き合いした歴代の方々がちらほら居って、ちょっと面白かった。そのへんは全部捨てたがね。


 今日のタイトルは、2010年3月のテキストファイルから。この3月のファイルには、何を考えて書いたのか今ではまったく分からない不思議な一文がいくつも並んでる。そろそろパソコンの中もきれいにしないと、重たいわ。

 


レモンバームティ。

 

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