4/23
浄化

晴れ。いつもより遠くの音が聞こえるような気がする。雨がやってきたりするのかな。今のところ陽射しは穏やか。おとなしめの数日。週末の雨が凍みこんだように体がぼんやりするので、浄化作用のある草をブレンドしたお茶を飲んでます。摘みたてを乾かしたどくだみがフレッシュで美味しい。夜はお風呂にヨモギを入れて長湯したら、今朝は寝坊しました。そうだ、枇杷葉を靴の中に敷いてみようか。くるくると動き回るように元気になるらしいですよ。ほんとかな。乾かしちゃったからガサゴソしてうっとうしいかしら。 生の葉が手にはいる人は試してみてください。そしてどんな按配か教えて。足の裏だけでなく、お腹とか冷えるところにあてるとか、そういうのでもいいみたい。ハワイではレモンの葉をやっぱり体のあちこちに当てケアに使うようです。どちらも実に注目しがちだけど、葉っぱがすごいんだよ!嗚呼、植物のことを考えているとほんと愉しい...。 いやさて、週末に向けて空気の入れ替え。すこし内面にフォーカスするときのようです。とにかくやることをやる。わたしは誰のようにもならなくていいけど、言ったことの面倒くらいはしなくては。ね。 外が気持ち良さそうだから、仕事を持って図書館に行ってきます。公園の緑がみえる大きな窓の前の席が空いているといいな。しかし髪が寝癖でナウシカだよ。ナウシカは可愛いけど、私は常に横風に吹かれているただの人だよ。
4/18 ピント
台所の蛇口のパッキンが、ときどききちんと閉まらなくて、ぽつんぽちゃんとさっきからずっと言っている。たぶんボールの中に池をつくってる。規則的のようで不規則なリズムと音程。水の音はやすらぐね。音にはよくピントが合いやすいみたい。耳で見るっていうか、目じゃない部分で見るのが好きなのかも。そういうのを妄想って言うよね。妄想好き。 学生のとき、この音を録音して音楽をつくったらおもしろいなと考えていたら、もうそういうことをやっている人がいて、CDもあったりしてちょっとがっかりしたけど、おおよそのことは誰か先駆者がいるもんだ。ただ知らないだけで。
 今年はよく咲くルッコラの花。摘まんで食べちゃってばかりで、種にしてあげないからかしらん。ベランダに来て何年目かのオリーブは、伸び伸びになって、今朝背くらべをしようとしてみたら、てっぺんの明るい若葉のちかくにはじめて蕾らしきものをつけておりました。咲くかな。一鉢なので実りはわからないけれど。 11年目のこのベランダ、猫の額ほどしかなくて歩けもしなくて大して日当たりのよくないベランダ。それでもこうして日々付き合っていると、飽きもせず新しいことがおきてわたしに小さい悦びを与えてくれる。こういうわたしに配慮してるのか、なんだかんだ緑も育つし、環境うんぬんで決めつけてもいけないのだな。なるようになっている。  お土産にもらったノブさんの美味しいうどん。1回目はとろろとお揚げさんで食べて、今日はサラダうどんにしたよ。ルッコラモリモリで。余計なアレンジすると「アユミちゃん、そのお汁は、サラダうどんのと
ちゃうで〜」と言われちゃうかな。肝心のうどんが見えへんし、こっちのピントはぼけぼけやん。食べることに意識飛んでたからさ。まだあるから、夜もおうどんにしよ。ノブさん、ごちそうさま。 さて、レッスンに行ってきます。こないだレッスンのあとに大阪に行ったばかりだったのに、もう1週間経ったのか。はや。
4/15
レモンは空のかたすみで
ちょっとした手違いで、こんなタイトルになっていたbeyerライブ。でも悪くないね。片隅くらいが好きだから。 バイエルにお越し下さったお客さまが、なんだかみんな笑顔であたたかく、行く先々でたくさんの関西の仲間にお世話になって、愉しさとしあわせで満たされて戻ってきました。みなさま、ありがとうございました。 今日はそんなライブの報告も兼ねて、永井さんのお墓参りに。気持ちのいい三浦の海と景色を眺めドライブしながら。いつ行っても気持ちの清々するお墓です。そしてなんとなく自分の中で次に向けてリセットされるのね。
 関西では、beyerから星ヶ丘のsewing
gallery、奈良のノブさん&ねーやんち、と巡り、ライブのあとは気も抜けて存分にのんびりさせてもらいました。 縁もゆかりも無いと思っていた"大阪"そして関西が、こんなに身近な存在になるなんて、数年前までは思いもしませんでしたよ。最近なんども同じことを書くようですが、行くところがある、会える人が居るというのは、距離を縮めるんですね。動かずとも想うことも同じで。ほんとうに大人になっても新しい発見や出会いがたくさんあって面白い。大人になったからこそかな。ま、また行くで。
大阪にはバスで早朝に着いて、てくてく御堂筋を歩いてスーパー銭湯に行って5分で若返る炭酸湯に15分入って、露天風呂やローズ風呂でちょっとバタバタしたりして今回も十分ぽかぽかしてから、街中へ。ホテルの近くに大阪城公園があったので行ってみましたよ。
 遠くからは近くみえた天守閣が、近づいたら消えて、富士山みたいなアレだなと、黙々と歩き相当近づいたのにまだまだ随分遠くにありました。 八重桜が満開で、外国の方はお城そっちのけで桜の写真撮影。日本の人はほぼ居りませんのね。 静岡の駿府のお堀もそうですが、お堀の石垣を眺めるのが好きです。並びも形も不規則で、でもはまっててなんだかぞわぞわする。大阪城のまわりのお堀の石垣も美しくぞわぞわ。ちょっとした観光気分を味わってからbeyerへ。
バイエルライブの模様は、ほとんど写真を撮ってなかったので、相方の日記をご覧下さいまし。こちら。 リハで150%くらい出して、本番で100%出ました。笑 チャンキーさんの新しい影絵もすばらしくて、音付け緊張奮闘。 
翌日は、早朝に地震がありましたが、その後大きなことはなく、予定どおり星ヶ丘へ。HAND&SOUL展。鎌倉からいらしていたジイジこと鎌田さんと、バアバこと内藤さんとも合流すれば、ほんとにどこに居てもホームみたいな感じ。泊まらせてもらったノブさんちでも、実家か?というほどくつろいでリビングに敷いてもらった布団で爆睡。お布団からお尻さえ出てなければ、寝起きの顔なんてもう気にならず。ノブさんとねーやんのお家だからだとは思うけれど、他所のお家でこんなにくつろげる自分に感動。ずうずうしくなったのかな。ありのままで居れるからだよね、やっぱ。やさしさに甘えっぱなし。
 奈良公園で、中学校の修学旅行ぶりに鹿も見た。けっこう大きいねーなんて、余裕で写真を撮ってましたけど、それはエサを持っていないからで。このあとせんべいを持って、自分でも自分の取り乱しっぷりにゼーゼーすることになるのでした。だって人生で鹿に囲まれたことなかったもん!!しかも太ももとお尻、カプってされたし!せんべいは投げたさ。投げてしまった...。次はやさしく与えたい、とリベンジをひそかに誓う。 そうそう、beyerの帰り道、暗がりの道で、シッポがふさふさっとしたちいさな動物にあいました。夜道をゆっくり目の前をトコトコトコと横切ってゆきました。奈良では車の中から綺麗な色の雉をみました。都合よく、永井さんということにしておきます。忙しいね。永井さん。
さー、次は巣巣ライブ。セットリストを少し変える予定。弾きなれたピアノです。たのしみだなあ。
4/11
レモンは空の塊で 明日は、beyerでのライブ。これから仕事に出た足のまま、夜行バスで大阪へ向かいます。早朝着いたら、なんばでお風呂に入るのだー。バスの時の楽しみ、というか、風呂目当てでバスという感も半分。なかなか普段大きいお風呂に行くこともないからね。朝露天。 なんだかいつも以上にバタバタの出発だけど、楽しんできますよ。時間出来た、という方は、是非beyerいらしてくださいね。そして関西でお世話になる皆さま、どうぞよろしくお願いします。曲の半分をバスの中で妄想しながらいかなくちゃあ。ライブのあとは、ちょっとだけのんびりしてきます。旅の途中報告は、FaceBookからできるかな。では、いってきます!
4/10 ご縁の入り口
いつのまにか根をはったキュウリ草が小さな花をさせて、どんどん株を大きくして、レタスの小さな芽を日陰にするので、エイと引っこ抜いた。プンとさっぱりしたキュウリっぽい青臭さがひろがる。抵抗の香り? ミントやレモンバームも茂って、小さな日陰をつくれば、虫もこっそりひそんでいる。これからもっとどんどん茂るだろうから、バサバサとカットしてお茶にする。今年はドライもやってみよう。

昨日は、巣巣で永井さんの作品に囲まれながらピアノのレッスン。傍らにもバンジョーマン。不思議な感じだった。とても。それでいて違和感も無く。 巣巣の岩崎さんには、永井さんがタンバリンギャラリーでワークショップをしていた時に、一度ふらっと寄ってちらりとお目にかかったことがあった。この人はね、と永井さんに紹介されて、たぶんぺこりとしただけのご挨拶。すっとした真面目そうな人だ、と思ったのだった。立派なお店を経営している人というインプット。それからしばらくして永井さんが亡くなって、それからまた一年くらいたって、共通の知人の紹介で私は巣巣にレッスンに行くことになる。ゆっくりお話してみたら岩崎さんは、もちろん真面目だけどユーモアある人で、私みたいな人間の世間知らずのところも、ちょっと繊細?な(ひ弱?な)ところも、どーんと受け入れてくれた。おかげで今では、ちょっとずうずうしくなった私・・・。巣巣のピアノの前は、すっかり安心するおなじみの場所に。通える場所が出来るっていうのは、ありがたいことだ。 レッスンをしながら、展示風景を眺めて、永井さん見てるかなあ、永井さんが居たらなんて言うだろうなんて思いながら、昨日も愉しくてちょっと調子にのってペラペラ喋ったり弾いたりしたのだった。こんな場所だからか、巣巣で出会う人や時間は、ご縁だなとつくづく感じる。もちろんほかの場所でもだけど、まったくご縁が無さそうな都会のお洒落な店だからよけいにね。通い始めの一年間で、いろんな経験もさせてもらいました。ちょうど二年目スタートです。二年目も愉しいご縁が広がりますように。よろしくおねがいします。 ご縁。そういうの、若い頃は考えたこともなかったな。
4/9
「For the garden」nagai hiroshi

今日から巣巣にて永井さんの展示が始まります。搬入をお手伝いしながらひと足先に作品を拝見したわけですが、まーだ観たことがない作品があるんだなあ...。どれだけためてあるのだろうか。1994のFor
the gardenシリーズと、たくさんあるLa musique sur lelephantのシリーズは今回1997年のもの。そして近年のA great swimmer
and banjoman。 今回初めて、あーこれ欲しい!うちに欲しい!と思う作品に出会いましたよ。いえ、今までだって憧れて欲しい作品はたくさんあったけど、はいこれ!という1つに決められなかったり、なんだか自分や部屋につり合いがとれないような気がしてた。今度はたぶん家に持ってきたその時から部屋になじむだろうなと思うやつです。まあかなりの内情を知っていた永井さんなら「アユミちゃんならこれか」と納得してくれるでしょう。すんなり手を伸ばして引き寄せるような、そんな雰囲気のです。夜観たから?とか無いよね。はやくツバをつけにいかなくちゃ。(すでに買った気になっている) 展示は〜4/29まで。4/27は象の音楽とチャンキーさんのライヴです。よろしくお願いします。期間中はワークショップなど、ほかにもイベント有です。 大阪beyerライブは、金曜です。迫ってきた。。。今回も行きは夜行なので、木曜に仕事出のまま向かいます。明日がリミットやん。やんやん。まだ曲が2つほどまとまってないよー...。そして3つくらいは作るのをやめて即興にしました。(こっそり業務連絡)それでも引き出しを用意しておかねば。
4/8 結び
ふと、しあわせってなんだ?と考えてから、じゃあ不幸せな時ってどんな時だろうと考える。体のどこかが痛いとき?お金がない時?よくわからないけど哀しいときとかつらい時?んー。しんどいと不幸とは違うね。じゃあ、幸せなんじゃん、と思えばそうだ。しあわせだ。 とまで考えて、幸せも不幸せも語ろうとすると偏るな、と気づいてやめた。どっちも裏返せば〜とか、考えようによっては〜みたいなことになるものね。どっちに転ばせるかは、好きずきなんだろうな。天パをどうとらえるかみたいな。ちがう? しあわせってこれだ、というこたえは出ないけど、しあわせな時私は、やわらかくてあったかい羽根布団をたくさんまわりに重ねた後ろ盾を持っているような感じだ、とイメージした。だからしあわせな時はちょっと強い。ぱふんと受け止められるし、すっぽりと包んで消すこともできる。ふむ。ならばしあわせの正体は布団か?やさしい布団は、今わたしの周りの存在だな。うーん。こんがらがった。まあいいや。 最近、遠くに行かなくても、必要なものやことは自分のとても近くにある、ってよく思う。言葉少なくても、語っているような暮らしが理想。今はね。 で、どうしてそんなことを考えたかって言うと、↓の草場に続いて週末はしあわせ"時間がたくさんだったわけです。布団3割り増しってところ。  パーリィ。廣瀬くん、きーちゃんおめでとうー!うれしいねえ。 さて、思考を大阪ライブへシフトチェンジ。週明けまでノンストップの予感。
4/6
泡沫
山桜が満開。草もさもさ。エナジーチャージ。
 しあわせの図。
 よろこびの図。
 にんまりの図。
4/2 休日

雨。この雨がやんだら緑がまた伸びるね。今日は休みにすると決めていたので、目が覚めるまで寝てたら昼。こんなことも前はしょっちゅうあった。最近はさほど早起きではないものの、午前中にひとつ何か出来るくらいの時間には起きているね。歳のせい? 無花果にも赤子の手のような葉がいくつも開いてきた。昨夜、こそぼふる雨の中歩いて帰ってきながら、空き地に生えているツクシを横目に、明日こそ草場へ、と思っていたらこの雨だ。草場の桜ももう散ってしまっているだろうか。想像豊かにあの慎ましい夢のような光景を思い浮かべてみる。いや、想像じゃあねえ。どの木よりも高く枝を伸ばして、そこを山にしたがっている大きな山桜が、まだしばらく咲いているといいのだけど。見れるかどうかはお天気次第だな。家の中のことを片づけて、明日を待つ日にしてみよう。 そうそう、昨日は母の誕生日だった。いつも父の誕生日騒動のあとでさらっと過ぎてしまう母の誕生日だけど、こちらは日を忘れることはない。おめでとうありがとう。毎年父さんがいつもちいさいプレゼントをしているようだ。腕時計のこともあったりメダカだったり。今年はなにをもらったかな。私はなにも買ってはあげられないから、絵を一枚送ろうとおもう。明日にでも。
3/29 花信風

焼いたパンを片手にベランダを覗いて、ルッコラの花や葉を摘んでそのまま挟んで食べながら書いています。花の時期もありがたいごちそう。こぼれ種から育ったスミレも増えてきて、どこから来たのか胡瓜草のちいさな水色の花も咲いています。 今週は起きてから耐えられなくなって寝てしまうまで、じっとテーブルに座って絵を描いている、そんな日々。そろそろ体がばりばりこわばってきました。アナログ描きの絵は、ボツにすると、素材も何も再利用とか無いし、ゴミでしかなくなるので、ボツと決めるたびに深い穴に篭りたくなるけど、やり直しじゃなくて、ボツを含めて長い長い本番なのだと言い聞かせながら新しい紙の前に座ります。一度描きはじめたら戻しはききません。よし、と決めて、昨日の夜から何度目かの新しい紙の前にまた座り始めました。ゆっくりお風呂に入りたいし、実家からもらった菜っ葉には花が咲き始めてしまったし、はやくツクシを摘みに行かなきゃ心配だし、だいたいもう描きなおす時間も無いからこれが最後の一枚になりますように。

先週末は、眠くて眠くてねむーい、と言いながらの静岡の日々。今年は一家で狩りに。足早の帰省だったけれど、行っておいてよかったな。父はまだ当面仕事をやめられないそうで、ちょっとかなしそうな顔してました。頼られているというより、使われてるって感じらしい。仕事をやめたら、なにをやりたいのかな。
象の音楽ライブのお申し込み、絶賛承り中です。各会場への予約はもちろん、私に声をかけていただいても。大阪ライブに向けてのセットリストも決まりましたよー。
3/22 節
今日でした。誕生日。だから今日もおめでとう。今日だけが特別じゃなくていつもだけどね。今日が家族の節になるのは間違いないでしょう。
3/21 古希

今日だっけ明日だっけ、の父の誕生日。理由をふくめ、ここを長く読んでくださってる方はまたか、とお思いでしょうが、性懲りもなく毎年こんなこと言ってます。今日かなあ。たぶん去年の日記を読めばいいのです。今年は古希になるそうで、やっと退職もするようなので、家族で祝おうと週末は実家へ行ってまいります。70か、立派におじいちゃんだ。でもまだまだ元気で居て欲しい。おめでとう。
さあ今日は、去年からずっと楽しみにしていた畠山美由紀さんのライブに行ってきます。音楽三昧。大阪ライブに向けてのモチベーションがあがるちょうどいいタイミングだ。3月はインプットとアウトプットの具合もいい感じ。1,2月がほぼノーインノーアウトだっただけに・・・。 今週はレッスンもお休み、ちょっと早い春休みって感じです。
3/20 ご対面
ぐんぐん伸びるラディッシュの合間から、ん?と怪しい芽が。んーん。なにもの? ぱくっと割れた種の様子から、なにかの豆のようだけど、蒔いた種ではないので、いつかポイと放ったものか・・・?葉っぱの形や色からは想像できないけれど、思いつくとしたらドングリかねえ。まあこんな想定外のものが生えてくるのが、なにより面白かったりする。タイ土産のコリアンダーも発芽。土用が明けたら種蒔き第2弾だなー。ユーカリレモンの植え替えもしてあげたい。ワイルドストロベリーも色づく季節。静岡に帰ったら苺狩りだ。


そして思い返すは昨日のライブ。

原田郁子ちゃんと永積くん、おおはた雄一さんのインプロ。ほんとに全部がインプロヴィゼーション。チューニングから何かに触る音、発されるすべての音が曲の一部になっていってく。3人の音が重なったり引かれたり、語りが入ったり映像が入ったり、歌になってみたり。はー、面白かったなー。その場で出来上がってその場で終わってく音楽。とてもいい刺激になりました。感化されまくって自分も早くライブをやりたくなりましたよ。 即興で出来上がっていくのは、象の音楽も似たようなもんで、それほど遠くないことをやっているんだな、と思いました。うん。朗読の呼吸、音の間合い、ふたりでスピード、曲調、場の空気を読み合いながらつくっていく。まあ即興過ぎるとときどき演奏はヘタレになることもありますが、そこは相方がちゃんと繋いでくれるわけで。安心なわけで。 しかし近いでしょ。(写真)
目の前のアンプから音がぶわ〜とダイレクトにやってきて、タカスィーの毛穴も見えちゃうそんなしあわせな時間でした。
3/19 さざのかご

山の畑の蔓で編んだかご。枯れ草のうえにしゃがみこんで、友の手伝いもせず、葉っぱつきでぐるぐる夢中になって編みこみましたよ。ハサミも持ってなかったので素手のみで。初めての制作にしてはまあまあ形になったかな。鳥の巣みたいだね。卵を入れようか。いろんな森や山に行って、いろんなかごを作りたいなー。かごの旅。 今日は暑いくらいの陽射し。雨あがりの野原が気になりますが、ひとつ目の前のものと向き合うこととします。 4/12の大阪beyelライブには、foodにAOさんが入ってくれることになりました。ブラザーのピザのケータリングですよ。またまた楽しみです。うれしいな。出番の前に食べたい! そして4/27の巣巣ライブには、葉山の
SWAN COFFEEのドリンクサービスが入ります。いつもふたつ返事で引き受けてくれてね、ありがたい。 ≫詳細はこちら お近くの皆さま、ご都合のつく皆さま、来てくださいませー。
3/18
生きてる森といちめんのなのはなと

週末は、葉っぱばかりになった河津桜を通り越して南伊豆の友たちのところへ。山、海、里、川、畑、気の流れの好い、気持ち好い人たちの中で過ごした。摘んだ菜っ葉や野草をつかってのごはん。バッグ1つで自分ちを離れて、力溢れる自然の中に身を置くと、持ち物はほんとうに最小限でいいなと思う。食事時にみんなで眺めていたテレビに映った、都会のモノに囲まれた家。こういう人たちは、こういうモノを持って一体どこに向かうのだろうとちょっともの哀しくもなったりしたもの。もちろん自分の立場と人の立場は違うし、暮らす場所もいろいろ。モノを持つことで安心したり、支えになったりする人もいると思う。だから否定ではないけれど、でも私はきっと、もし山と川と畑に囲まれるような場所に暮らしたら、今よりもっとちいさいモノたちを手放すことが出来るのだろうと思う。ああ、形としてあるモノだけじゃないだろうなあ。ねえ。 ・・・って、モノづくりする人間が言っちゃっていいんだろうかね...うーん。 ま、モノのことはともかく、山や林や畑をいっぱい歩いて、ふあ〜と空気が入れ替わったすっきりした体で、自分の家に帰ってきてドアをあけたら、玄関に飾っておいた色々な野草に花が咲いていて、好き放題に綿毛を飛ばしたり種を飛ばしているのが目に入った。ベランダではルッコラが次々花を咲かせていて、台所の棚には乾かした草とか、葉をつけたチンキの瓶が並んでいるし、伊豆から大事に持ち帰ってきたのは、山の畑で採った蔓やら葉っぱやら。あーほんと自分て、こういうもんが大事なんだな。あちこちのポケットから出てくるくちゃくちゃの葉っぱにあきれちゃうけど、テレビの映像を思い返してから、なんかすこし安心した。自分が死んだら、持っているモノもひっそり静かに一緒に朽ちて無くなるのような暮らしが理想。あとのモノは、目つぶれば、ここんところに持ってる。忘れないものは忘れない。忘れるものは、もうその時は忘れていいことだ。たぶん。
 むんと春が匂う菜の花畑。
 もう刈って漉き込んでしまうから、好きなだけ摘みな〜と言われて、燃え萌えで摘む。この10倍、いや30倍以上は摘んだわよ。
 お米農家は種籾の準備。苗が出来るまでにもほんと手がかかるのですね。ごはん大好き!米に勝るものは無し!の私にとっては、ほんとうに美味しい米をつくってくれる人には感謝だなあ。次に行くときは、だいちゃんのお米を買ってこよう。
3/14 桃始笑
桃始めて笑う。桃はまだ見てないけど、あの梅はもう開いたかな。今年は桃も桜も梅も一緒に見れそうな感じですね。このあいだ鎌倉の八幡さま境内を歩いていたら、桜がちりんちりんとほころびていました。鶯ももう上手に鳴いてて、ちょっとびっくりした。春は山の方からくるみたい。 強い風が雨をつれてきて、夜のうちにザーと降って、連日のほこりっぽい空気が洗われた。今日は三寒四温の寒のほう。あったかくして出かけます。  種蒔きした種からは芽が出て、沈黙していた枝の先からも若葉が顔を出しはじめた。同じようなタイミングで、うれしいお話もポっとひらく。そういうとき。象の音楽のライブも、newsのページにてお知らせ中!
鎌倉のHAND&SOULに、人形をいくつか置いてもらってます。銭洗弁天さまのちょっと手前を右に曲がると、小さな可愛いお店があります。銭をざんざらざらめに行きながら、寄ってみてください。3月中は木金土日の営業。木金は、ブックコーナーも併設してます。
3/12 full
of
日月と、沖縄から大好きレレさんが鎌倉にやって来て、みんなうきうきの2日間。昨日は一日鎌倉に居たら、あら、ラッキー、え?、うそーん!
と次々にいろいろな人に会って、もううれしさと驚きで頭ぱんぱんでした。とどめは(あえてとどめと言ってしまおう)2010年に展示をした兵庫の甲子園口のknutさんご夫妻に、fabric
campで ひょっこり。えー?+びっくりー!としか言葉が出ないわけで。満タン以上の頭と気持ちで、さらにレレさんをお見送りしてさびしくなったりなんだりで、溢れかえったものが帰りにボロリと涙になってこぼれて出て、家に着くなりバタリと爆睡。すんごい日でした。頭でっかちになりそうな日もあるけど、いつも今を生きているんだな。生かされてるんだな。だから予定は未定だよ。
 西御門サローネのポストカード展も、盛況のうちに終了いたしました。たくさんの方がMYカードを求めてくれたそうで、ほんとにありがたい限り。鶯の声が好く響くサンルームに原画を展示していただきました。サローネまでの道端にはフキがいっぱい生えてた〜  大好きレレさん。ふんわりこなれた感がお洒落で素敵すぎる。fabric
campレレさんの帽子展は/20まで。帽子、少なくなってきましたよ。お早めに。
 うーん。ポケットになんでもかんでもモノを入れるのやめましょうね、自分。
3/7 ひらけごま

こぼれ種からスミレが咲いてた。今日もあったかい陽射し。草場に行く途中の空き地に、毎年お目当てにしている梅の木があって、通るたびに花はまだかまだかと待っている。このあいだ通ったときは、すこしはなれたところからでも、木全体が赤っぽくみえて、ああようやく蕾がついたのだとわかった。あと1週間か、10日か。去年は日記を読み返したら4月になった頃に咲いていたみたい。花が咲いたらなるべく午前中の早い時間(ほんとうは朝一番がいいみたい)に行って、花をすこし分けてもらう。花はぷつんと摘むとびっくりして香りを出さなくなると聞いたので、切ったり摘んだりするときは「痛くないよ香りを分けてもらうね」とひとつひとつに話しかけながら摘むといいよ。 作るものと、作りたいものが、いっしょくたになってやってきた。こういうところが3月っぽい。1月と2月は時間はあったけれど、ほぼ出来なかったし、やりたくもならなかった。寒いってそういうことだ。虫か私は。梅といっしょに開花せよ。
3/5 水の道
啓蟄。三寒四温の温のほう。起きぬけにいつもベランダをあけて、空気をくんくんとすると、匂いで湿度がかわってるのがわかる。というか、わかった。匂いが変わるってのは、水分量が変わったってことなんだな。たぶん。物質的に香ってくる匂いももちろんあるけれど、そうか、水が運んでくるんだな。ここには川も海も無いけれど、窓の外には水が流れてるんだ。水の道。 日々流れて塗りかえられて、今日もまた新しい一日。ひとつ終えて、新しいミッションにとりかかります。すこし緊張。その前にちょっと歩いて自分を整えてくる。  ベランダにもちいさい野原。タネツケバナは花ざかり。放っておいたレタスやルッコラも蕾を抱いてる。そろそろ漉き込んで次の土をつくらなきゃ。
3/2 サニーサイド
風がやんで穏やかな陽射し。日向に座り込んでベランダを眺めていれば、永遠にぼーっと出来そうです。気温があがってきて、居るのか居ないのかわからなかったメダカも、水面近くまできてエサをねだっているようです。 今日はこれからお客さんがやってきます。外では会う友ですけれど、家に来てくれるのははじめて。ふと、「うちはスリッパってものがないじゃんね...」と気づきました。スリッパを履いて歩くほど広くはないですが、自分はそういえばいつもバブーシュを履いています。スリッパか。履き倒しているぺちゃんこバブーシュもそろそろ変えたいし、でも今から買いに行くのもね、ということで、じーっと眺めました。バブーシュを。じーっとです。作れるかな〜。うむ。作れるかもな。やってみるか。 で、出来ました。  草のはなしを聞きにくるらしいので、草色で。しかし私、これまで真同じのものを2つ作ったことは、ほぼございません。印刷物は別ですがね。なので、右と左と似た様なのが出来ればヨシにしよう、と、まあ行き当りばったりで作りましたら、まあまあ似たようなのが出来ましたよ。履き心地は・・・?ですが、今日のところは、友にはこれでしのいでもらいましょう。作れることがわかったので、改良してまた作ろう。さて、さあお掃除。
3/1
3月の種 ミニヤモの目覚め
 びゅーびゅーガタガタと春をあちこちへつれてくる風。知ってはいましたけれど、あれ、3月ですか?3月ですって。いやはや。ほんとに春になっちゃった。春はね、いそがしくなりますよ。草だけじゃなくて。 雨が降るならばと、急いで土の用意をして種蒔き。春土用の前に、ベランダのほうも整えておきたいところ。芽吹きが楽しみ。 重たいプランターをどかしたら、壁の隅っこに土ぼこりや落ち葉とまぎれてちっちゃいヤモさんが居りました。だいたい毎年6月から7月くらいのむわっと湿って蒸した風が吹く頃に出てくることが多かったので、この時期にヤモさんと遭遇するのは初めてです。間違って起きてきたのかね?まだ虫も少ないだろうに。でもプランターの近くにいるってのは正解かもしれないね。ミントやレモンバームはもう元気に緑の葉を増やしはじめてるし、時期に虫もやってくるでしょう。せっせと食べておくんなさい。守宮(家守?)を見ると、ここでたのしくやっていればいいんだな、って安心する。ちゃんと守られてる気がするよ。うれしい。守宮神社でもつくるかな。
2/27
満月
おととい昨日と友たちと過ごす。おとといは、夏から日本内外を旅してた通称Hくん夫婦が寝袋を抱えてひょっこりやってきた。相変わらずつくった料理を、おいしいおいしいと実に美味しそうに食べてくれる。これだからつくりがいがあるってもので、ふたりが来るとき私は嬉しくてはりきってしまう。旅の話、これからのこと、話たいこと訊きたいことがたくさんある、と思っていたけれど、顔をみたらもうそれで十分だった。ふたりが寝袋におさまるのを確認して私も就寝。 昨日、起きて車があるついでに、灯油とか土とか重たい買い物に付き合ってもらってから、茅ヶ崎に引越してくる友のお手伝いに3人で向かう。寒川神社に寄ったり、熊沢酒造(okeba)に寄ったり、住宅地でぐるぐるしたりドライブドライブ。引越し屋さん、友、同じようにやってきた友と、わいわいと新居であーだこーだ。がらんとしていた部屋に荷物が埋まって、みんな賑やかで、家も目が覚めたでしょう。これからまた行くだろうところが増えて嬉しい気持ち。ふわーんと愉しかった温度をマフラーといっしょにぐるぐると巻いて仕舞って、乗り慣れた電車に乗って静かに帰ってきた。近くなってこりゃたのしいね。
 ずーっとスタンド難民で使えなかったアラジンに着火。早速
okebaで買ったフレッシュでほやほやの酒粕で甘酒をつくる。2年位前かな、酒蔵直送の出来立ての酒粕に出会ってから、急に酒粕が好きになった。それまでは、どの季節にもスーパーに並んでいるような、ぺったりしたのしか知らなかった。夜は焼いてつまみながらビールを呑みたい。
 「写真撮るよー」と声をかけると、んーんもにゃもにゃぐーと眠る人。端整なお顔なのである。彼もまたこころに愉しさと豊かさをわけてくれる大切なひと。
2/21
香ゆ

雪のちらつく日が過ぎて、昨日も今日も穏やかに晴れ。土には湿り気があって陽射しがあったかいとなったら、草の様子が気になります。ということで、昨日はいそいそと草摘みに。焦ることはなくって、草たちはゆっくりとでも確実に育ってました。よもぎ、ハハコクサは今年初物。少しずつ摘んで、旧暦の七草からもすこし経ってしまったけど、今朝はお粥に。粥を"香ゆ"と記してあるのを、なにかで読んだことがあります。なるほどーと感心しました。フレッシュな香りと滋味深い味。はあああ。このまま目を瞑って噛み締めながら眠れてしまいそう...←眠いだけ? ふかふか落ち葉の隙間から覗く緑の葉っぱたちを、いったりきたりじっくり小2時間ほど眺め、歩きながら、なんてしあわせな時間なのだろう
とつくづく思いましたよ。こんなことを何年繰り返しても、やっぱりいつも新しくてわくわくして発見もあって、飽きません。きっと去年も同じようなことを書いているのかもしれませんが、シーズンインてことで、まあちょっと控えめにしながらも今年も書いていきますよ。摘んだ草のはなしは、またそのうちに。ベランダのプランターたちも、そろそろ土の準備をしなくちゃあ。
 落ち葉の中では、たくさんのどんぐりが根っこをだして育とうとしていました。ぎっちりみっちり寄り添いながら、みんな根っこをだしているの。ほんと感激する。草場中に落ちていても、木まで育つのは数本、もしくは、人の管理下では限りなくゼロに近いかもしれないですね。がんばれよー!
 帽子を脱ぐのも、落ち葉に潜るのも忘れてがんばってるこ。
2/17
きいてないけどきいている

静かな日曜。鉢植えの霜柱を小枝でつつく。こんな日はBruce
Cockburnでも聴きたいなあと思い立ってから、この人のイメージは完全に冬なのに、そういえば冬に聴いたことがなかったかも、と考える。あえて曲を聴かずとも、過ごしているだけで感じるものが、この人の曲を聴いている(味わっている)ような季節だからかな。 ならばあえて聴いてみようか、と思いながら、部屋の中のことをして、ふーっと静かに吐き出されるエアコンの風の音や、鳥がやってくる羽音、洗濯物が風に揺れておきる葉ずれの小さな音、どこかの家からきこえるリコーダーの音を聞いていると、やっぱり今日は音楽はいらないと思う。もう再生できない音の上に、上塗りするのがどうももったいない気がして。昼間はいつもこんな感じで、最近音楽は流れている場所に身をおいている時間くらいしか聴いていないかも。ああ、音楽というかCDをだね。音楽はいつもあるから。 ほんとはこのくらいでいいんだけど、たまには聴いて勉強しなくちゃあなあ。
2/16 お針子始動
空は青く澄みあがって冷え込む。外へ出た途端に、水の匂いがする
と思う。山の水の匂いだ。近くて遠い丹沢の山かな。風が強かったからどこかいつもと違うところから空気がやってきたんだな。気づくことがちゃんとあるから、寒い寒いとばかり言っていないで外へ出てみないとだめだ。そんなことを考えながら、頼まれごとを納品をしに鎌倉へ。今日は用事だけ済ませて直帰しようかと思ったけど、やっぱりとSahanへ寄ったら、ワークショップをするなあやさんが居て、久しぶりにぶんちゃんにも会えて、よく笑う楓ちゃんと遊んで、もちろんご飯もしっかり食べて、思わず愉しいひととき。最近のひょっこりやってくるこんなタイミングが丁度良い按配だなあと思う。 夜はお針子しごと。昨日とうとうミシンがうんともすんとも動かなくなって、頭の中でゴーンと鐘がひとつ鳴ったわけですが、まあ壊れたならせっかくだしちょっと分解してみよ〜と、あちこちネジ外してバラしていって中を覗く。そういえば、分解好きだったのです。思い出しました。時計とかラジカセとかオルゴール、小ぶりなものは一旦分解しておりましたね。電気コンセントも。パソコンの本体も、とりあえず一度は開けて眺めます。 まあ、そんな興味本位でミシンもあちこち分解して、糸くずや綿ほこりを掃除してねぎらっておったら、もしやこれが?という原因がみつかりまして、なんと直ったデスよ!また調子よくバリバリ縫えて、分解万歳ってところです。
2/15 雨の日と赤い鱗
こそぼそと雨が降っている。湿り気で空気が静まっているよう。鳥は喉が潤ったのか、向かいの電線でさっきから饒舌によく喋っている。私はなにやら声をしぼりだすような夢をみたので、今朝は先月漬けておいたカリンのシロップを出した。柚子ピールとしょうがチップを一枚ずつ入れて喉にねぎらいの一杯。
 昨日は仕事のあとレイトショーを観にいってみた。楽しみに待っていた『ムーンライズ・キングダム』。なにかの日だったようでレイトショー料金より安い1000円で観れてラッキー。なのにガラガラでありました。 劇場で観ると音が大きいからいちいち本当にどきどきしてしまう。ライブハウスで爆音に包まれているのは平気だし好きだけど、予期できない大きな音はこわいので、もうちょっとだけ音がちいさくていいです...自分は...とそれっぽい場面ではお腹に力をこめてビクビク。まあ、それが効果音てやつですね。あはは。しかし挿入の音楽が魅力的で美しくて、もちろん独特の映像色や構図?も美しくて、やっぱり愉しかった。流れを掴んだところでビクビクに予防線も出来たし、もう一回観たい。
久しぶりのシネコンは、チケットカウンターが無くなっていて、すべて無人の券売機になってましたよ。知らなかったので、ワクワク感がちょっとだけ拍子抜け。なんか閑散としたロビーに見えました。もはやチケットというか座席券なのね。座り心地のいいシートにもたれながらも、20代の頃行った新宿の古い映画館の、深紅のベルベット調の椅子を思い出しました。その時もお客さんは少なくて、後方の席から、ずらりと一面に並ぶすこし丸みをおびた座席の背を眺めて、嗚呼
魚の鱗みたいだ、と胸がいっぱいになったのでした。音を吸い込むようなしっとりと落ち着いた深い紅色の鱗たち。とても美しかった。
2/13 こつこつ

巣巣レッスン。先日、店主の岩崎さんが写真を撮ってくれて、はじめて客観的に眺めました。なんだか可愛い光景ー。見た目の倍以上の広くて気持ちのいい空間でレッスンしています。もうお店のお客さんがすぐ隣で家具や雑貨を見ようが、立ち止まろうが、全くきにならなくなりました。それより夢中。 この写真は、練習熱心でキュートな生徒さんに、「うむ。よく弾けてる、言うこと無いな」と言いながら、言うことを探している図ですな。粗を探すわけではないんだけど、褒めもアドバイスも、気がつかないと伝えられないので、自分も家に帰ってきてはこっそり勉強です。弾いたあとってきっと「何を言われるんだろう」「どうだった?どうなのよ?」って、みんな思ってるでしょう?笑 黙っているわけにはやっぱりいかないよねえ・・・ なんだか気づいたら20年以上レッスンをしているわけだけど、最近は"上手に"とか"弾けるように"も、もちろんのこと、ピアノと共にその人の時間や暮らしがすこしふっくらと豊かになるといいなあ、と思うようになりました。でもそれは私がどうのこうの与えていくことではなくて、みんな勝手にそうなっていくみたい。その様子が伝わってくるので、逆に私がたのしさをもらってるし、自分のがハッピーになっちゃてるような気がするけど...。だから楽しい新しい色を注いだり、示していけるように、こつこつ精進しなくちゃね。
2/11 にんまり
ほろにが

今年もフキ味噌の季節到来。そしてもうすこしあとのノビル味噌へと続くわけで、食欲が増す季節でもあります。ノビルは草場からありがたく摘ませてもらってくるけれど、ふきのとうは自生のモノに出会えないので、この値段ならよし!の時にまとめて買って味噌にして、ちびりちびり、ほろ苦を、もったいつけて食べています。お昼は、釜揚げうどんに卵黄とフキ味噌をのっけて。うまいです。見た目も規模も地味〜なしあわせですが、こういうことがけっこう蓄積されるのです。
2/9 つごもり
冷え込む。痛いような寒さ。今日は2と9で福の日なんですって。ちょっとうれしい感じ。ニクかフクかって言われたら、迷わずフクを選ぶお年頃になりました。ニクもいいですけどね。 昨日は鎌倉のHAND&SOULマーガレットブックスへ。HAND&SOULのまわりには、寒さなんて関係ない近所のちいさな子供たちがわいわいと走り回って遊んでいました。いつもの光景です。お店に入ってからは、なあやさんとお喋り。閉店時間も忘れてなんだかんだとよく喋りました。でもお喋りしたくて行ったからね。それからびゅーんとまた駅まで下って、ことりちゃんのお家へ。可愛いかわいいニモちゃんとはじめまして。子育て奮闘中の友が頼もしかった。一緒にご飯を食べて、ほやほやしたハッピーベビィをたくさん抱っこして、ここでもまたたくさんお喋りして帰ってきました。なあやさんとも、ことりちゃんとも、半分くらいはなにを話したか忘れちゃったんだけど、でもすっきりして、なんか安心して、励まされた気もするし、よーしとやる気が出た。がんばるぞー!(なにを?) この1週間は、あちこちと出歩いてお喋りをたくさんした1週間だった。会いたい人に会えて、これからのこと思うことを言葉にして、いい区切りになったみたい。旧暦元日は朝から夜までレッスンー。今日は早く寝よう。
2/7 紋黄蝶

降るのか降らないのか積もるのか積もらないのか、の雪騒動が明けて、穏やかに晴れ。思ったほど気温があがらないので、覚悟していた昨日より肌寒い。みぞれにも雪にもおかまいなく、ベランダのあちこちでタネツケバナが花を咲かせている。わたしはというと、どうしてか寝ても寝ても眠いのであります。なにかどこか落ち着いたのかな。
今日のお茶は、カモミールとマルベリーのブレンドにしてみたら、大好きなミモザが咲いたみたい。 年を明けたら、年末のピンクからころっと変わって、この色がわたしのトレンドになりました。正確にはもうすこし薄いレモンイエロー。レモンの皮の色じゃなくて、果肉のほう。今のところサブカラーは、アイスグレー。ここが対色で無いのは珍しいのです。ぶにちゃんのカラー診断?によると今年の色も黄色みたい。キーワードは紋黄蝶って感じかな。
2/4 土の手とかくれたことば

モリモリっと元気な野菜が、実家からこんもり届きました。嬉しいなあ。知っている土で育った野菜たち。兄弟みたいなもんですかね。短足気味の大根にも、虫くいの菜っ葉にも親しみが沸きます。父ちゃんが、霜が降りた畑から掘り出してくれて、冷たい水で泥をおとしてくれたかと思うと、じんわりもひとしお。
食べきれないほどの野菜と一緒に、ケースで野菜ジュースも送られてきました。普段からわりと野菜を食べている方だと思うのですけれど。なぜ。実家からの荷物には、ときどき不思議も詰まっています。いくつになってもどれだけ食べても、親は「野菜を食べさせなきゃ」って口癖みたいに思うのでしょうね。「元気で居てね」っていう無言のメッセージだね。
2/3 節
節分です。ということは今日で冬おしまい。週明けから寒くなるようですが、昨日今日と関東は春を通り越したような暖かさ。めずらしくメダカが水面近くまで泳いでおります。上着無しで歩いている人も多く、なんだかうきうきしてるよう。来週が旧正月だから、今日あたりはイブイブってところでしょうか。旧暦にクリスマスは無かったでしょうけど。ツイッターでは今日が大晦日みたいなことが流れてましたが、新月〜が毎月の暦のはじまり。去年に比べると、今年はちょっとサイクルのスタートが去年よりゆっくりなんですね。私も満月を新月と勘違いしてたし。だからみなさんちょっとまってー、まだ1週間あるから!(年末の叫びと似ている...)掃除すっから、もろもろ片付けたいから、まだ心の準備できてないから。笑 まあでも1週間あるしね、とか余裕こいている日曜のはじまり。自分よ、やれることは今日やりなさい。

昨日は、蔵前から青山へ。浅草駅前でスカイツリーを眺めて、歩いてたお相撲さんのあとをちょっとついてってみて、蔵前の雑貨屋さんをいくつか覗いて、アノニマスタジオ主催のブックマーケット。windchime
booksで店番している久美ちゃんに会いに。巣巣でよくお会いするミルブックスの藤原さんも居たけど、女子客に囲まれて忙しそうだったので黙認のみ。笑 会場にはたくさんのお客さんがおりました。私は本は直感以外は、わりと考えて決めて買うタイプなので、対面で品定めをじ〜っと見られていると(見ているわけでもないのかもしれないけれど)手が出せなくなっちゃう。そんなわけで雰囲気だけ愉しんで、久美ちゃんとランチして青山へ移動。ワタリウムの森本千絵さんの展示を拝見。 こっちは完全に熱に呑まれた。人にも作品にも圧倒されたというか。つい最近流れていたオンワードのCM(組曲)がすごく好きだなあと思っていたのですが、それも森本さんのお仕事だったのですね。とにかく、モノを減らして減らして、と苦労している最近の私には、この方はよほど広い家に住んでいるのだろうか...と思わずには居られなかったわけで。 部屋の引き出しの数も、頭の中の引き出しもすごいのでしょうが、考えるというより1にも2にも"やる"見えることに"起す"人なのでしょう。ぼんやり考えてばかりの自分と一緒にしたら失礼だけどね。でもご本人が親しい方とお話しているのをちらっと聞いてましたら「だいたい20時以降はなんにも(仕事)やってません〜」とのこと。すばらしい。
 頭パンパンになったので、体の中から要らないものを出したい気分。ということで、今日はヤーコンとダンデライオンルート(←カッコよく言ってみた)のブレンド。タンポポが入ると飲みやすい。ヤーコンは、実家で葉っぱを干しておいてもらって、炒ってみました。ちょっと癖があるけれど、葉っぱの力を知ってしまった今、芋だけ食べて葉をそのまま枯らすなんて出来ません。お父ちゃん、来年もヤーコン作ってください。
2/1
如月

きさらぎ。更に、とかだんだんと、という意味があるそうですね。だんだんあったかくなりますよ、だんだん草が伸びてきますよ、とかね。嬉しいです。その反面、"衣更着"さらに衣を着る月、でもあるそう。今日みたいに穏やかな陽射しの二月のスタートで、油断しちゃあだめってことね。 昨日は身体の調子があまりよくなくて、動ける範囲で一日地味に部屋の中の整理をしていました。捨てても捨てても増える紙モノをやっとこ半分くらいに。原画とかラフとかイメージ画とか、思い切って全部捨ててしまえばいいのかなあ。とりあえず今ピンと来ないものだけは、ゴミ箱にねじ込みました。額に入った作品も、仕舞いっぱなしの物ばかりです。一年に一度ダンボールを開いて確認しては、また閉じる。足の踏み場がなかった永井さんのアトリエの二階でもよくそんなことをしてましたっけ。あれはどこだ?と探してかき回して積み上げての繰り返しでした。あんなには無いけどね。うちは居住区域に同居ですから増えるのは困りもの。旧正月にむけて大掃除。
1/30 夜の蝶とホタルイカの共通項
ヒヤシンスが満開。この集合体はいったいいくつの花で出来ているのかしら、と数えようとしてやめました。こういうことでわりと時間をロスするんだから、と考えて。でもきっと数えておいた方がいいんだよ。たぶん。意味があるとか無いとかじゃなくて、こういうことは思いついたら。花が終わる頃にバラして並べてみよう。 昨日になって、このヒヤシンス、夜のほうがずっと香ることに気がついた。それとも人の嗅覚が暗闇のほうがするどくなるとか?前に、高い山とか条件の悪い環境(虫が少ないとか、周りにライバルが多いとか)に咲く花は、強い香りを出す、と聞いたことがある。だとしたらヒヤシンス、昼は容姿で、夜は香りで惹きつけようとしているんだなあ。街を歩く夜の蝶たちが香水臭いのはそういうことか。 部屋の中には望むような虫が居ないし、かわりに私がハっと振り向くだけだから、ヒヤシンスにしてみたら
お前じゃないってとこかもしれないけど、香りの効果は大です。 そうそう、夜といえば、静電気って光るの知ってました?電気だからショートすれば光るのは当たり前といえば当たり前か。でも初めて見たんですよ。真っ暗闇の布団にもぐる時にパチパチいって、たしかに光るのを。布団に入る前にカーペットでちょっと寝てたから、きっと乾燥してたんだろうな。海でホタルイカが光るでしょう?咄嗟にあれを思い出しながら寝ました。ホタルイカはどうして光るのでしたっけね。あれも寄せ付けているんですよね。たしか。発香と発光かあ。ふむー。わたしは発毛?くらいか...。隣の猫は最近発情してます。まあ、日々なにかしらあるもんですね。
1/29
うつむき綴り

ベランダの一番陽があたる角で、こぼれ種から出たタネツケバナに花が咲いた。草場のタネツケたちはどうなっているだろう。雪もとけただろうし、そろそろ観察に行きたいところ。 今年は早いうちに、と、夜になって数字のことに取り掛かり始めたら、レシートや領収書やら紙の山と束で散らかって、収拾がつかないまま就寝。そのままにしておくのも嫌なのでと、ざーっとまとめたわけで、それをまた広げるわけで...。毎年この時期は、否が応でも過去を振り返らないといけません。普段はぽや〜っと忘れているような(隠している?)現実が浮き彫り。気が重い。逃避なのかポーとしがちです。いかん。早うさっぱりきっぱりやってしまって今年と向き合おう。作りたいものも描きたいものも書き綴っておきたいこともあるのです。
1/26 プロセス

あちこちちゃくちゃくと豆に。切花であろうとも花はその先のために咲こうとしているわけだ。ただひとつの過程であって。十分理解しているつもりでも、営みにはたびたびハッとさせられる。そしてこの豆を食べるべきか種にまでしてみるべきか、ちょっと悩む自分...
食べるかもね。。。たぶんね。陽射しは穏やか、風がある。遠くでチャイムが鳴った。昨日も今日も口はつぐんだまま。静かに手を動かす。
1/23 はじまりの点

花屋に並ぶ花のラインナップが変わってきた。瑞々しいグリーンや薄く儚いパステルカラーの春の花たち。こうなってくると、ちょっと待って?もうちょっとだけゆっくり過ぎていってくれてもいいんだよ、と思っちゃうのは、人の勝手なところ。うちの野菜のラインナップはまだ根菜主流。ボールにこんもりとキャロットラペを、先日いただいた愛媛の酢橙を加えてつくった。名前のとおりとっても酸っぱいけれど、酢橙の果汁は、レモンよりもさらっとしていてとてもジューシーフレッシュ。夜は水炊きもいいな。 物作りに入ると、途端に夜が不規則になって、ついに今日は床で起きました・・・。ホットカーペットですけれど、いかんです。でもぎりぎりまで作りたいのです。きっと作る人はみんなそうなんでしょうね。ミシンの機嫌がよくなくて、一進一退。なだめたり拗ねたり。  昨日、茅ヶ崎まで出たついでに、前から行ってみたかったokeba(茅ヶ崎市香川)に、前から拝見してみたかった小原聖子さんの作品展を観に寄ってみました。真鍮で作られる細やかなパーツの作品の数々。ゆるぎなさと柔軟さを両方持つような、そんな印象。素敵だ。ちょうど居らした小原さん自身にも、作品と同じような印象をもちました。可愛らしい方です。会えてラッキー。 okebaは、熊沢酒造さんの敷地内にあって、名のとおり酒造りに使用していた桶場をそのまま使用した建物みたい。敷地内にはレストランやパン屋さんなども併設されていて、大きな庭みたいな場所。街の中じゃないところがいいんですよ。緑が芽吹くころは気持ち好いだろうな。行きたい場所が増えました。帰り際、納品に来た真琴ちゃんにも偶然会えて、さらに得した気持ち。小原さんの展示は、今月末まで。http://www.kumazawa.jp/okeba/ ぶにちゃんにバイオリズムのお話をしてもらって、ここのところのモヤっと感に納得。わたしはわたしで、このままでいいみたい。新しいサイクルのスタート地点。
1/19 春待ち

毎日重ね履きをするせいで、洗濯物の靴下が万国旗みたいにたくさん。5本指がひらひら並ぶのは、なんか可笑しな感じです。羽音のするほうに目をむけたら、ひよどりが二羽、仲睦まじくお向かいの金柑をつついていました。毛をふっくらむくむく逆立てているのは寒いからでしたっけ。見ているこちらもだいぶ着膨れているのでした。 昨日は雪にさらされる空気が冷たく、冬らしいねと口では言ってみるものの、夕方にはくしゃみを連発。今日はだいぶ陽射しにあたたかさが戻ってきたよう。冬は窓際に机を移動したほうがいいのかな。でも夜は寒いか。その日のことと、暮らしの最低限のこと以外は、あまり頭が働かず体もモリモリっとはしません。こんな季節だから当たり前なんだろうなあ、と思うのは呑気だから?
季節には逆らわず(逆らえず)、ゆっくりと春待ちです。 今日あたりが半月かな。次の新月は旧正月ですね。大寒過ぎれば立春だ。そろそろなにかひとつ的を据えようか。ね。
 今日のお茶は、柚子とジンジャーとシナモン、レモングラス。ちょっと喉が痛いのです。じっと眺めていると、もうすでにお風呂に入りたい気分。柚子湯にしよう。
1/18 視線

あちこちで薄い氷がはっている。道路の両側にはまだ雪が残っていて、陽が出ても空気はひんやり。ここのところ毎日、生地を広げたり切ったり縫ったりしているので、部屋の中がほこりっぽい。朝の陽射しの中が一番部屋のほこりが目立つから、晴れの日は起きたとたんに掃除から始めることになる。いいことだけどね。 昨日は、何年ものあいだ"つまらない草"のレッテルを貼って冷たい視線をおくっていた草が、ふいに"いい草"だと判明して驚いた。数年前に草場に大繁殖して、つまらないつまらないと思っていたら、去年には大好き大好きと言っていたタネツケバナがその地面を奪うように大繁殖して、最近はすっかり見かけなくなってしまっていた。今年はどこかに出るかな。名前も知らずに、つまらない呼ばわりしてごめんよ。 そういえば、数年前まで何鉢もわっさわっさとベランダを占めていたアボカド、こちらも食べれないしつまんなーい、と邪険に思っているうちに次々枯れていって今は1鉢。が、あのバサバサした葉っぱがなんと茶剤になると先日知って、オーマイガーと驚いたばかりだった。しかし植物にも冷ややかな視線って、伝わるものなのかな。草は自分のモノではないけれど、大切に思えないならば手放したほうがいいモノもあるね。
1/17 おおきに 夢の中に唐突にさんまちゃんが出てきて、「そんなん気にせんでも大丈夫やで〜」と言うてくれたので、大丈夫な気がする。この時期はいつも同じことで悶々としてるなあ。いいかげん腹括りなさい。
1/14
雪の日

雨の音で目を覚ましてのっそり起きて、9時頃に、音がなくなった?と外を見たらわさわさと雪が降りはじめていました。どんどん積もって辺りはすぐに白い世界。仕事に行こうと家を出てみたものの、予想以上の吹雪。歩きは困難、道は渋滞、バスは一向に来ない・・・で、バス停で半身白くなって凍えたすえ、仕事先に辿り着くのかも帰ってこれるのかも心配になって、レッスンはお休みに。ぽふん、ぽふんと、雪の道にうっすら残っている自分の足跡を逆に踏んで戻ってきました。まあおかげで、そわそわと窓の外を確認する以外は、すこし気が抜けた一日に。こんな日もあるね、という日。 15時過ぎ、音が戻って雨まじりに。休日の(ほんとは休日じゃなかったけれど)アトラクションみたいなお天気。
出かけついでにスーパーに寄ってこようと思っていたので、食材が根菜くらいしかありません。けんちんを作って、大根をもらったやきとり缶と煮てみましたよ。お正月の餅もあるし、干し野菜を戻して漬物にして。明日も平気かも。保存しているものが減っていくのは気持ちがいい。冷蔵庫の中身も減っていくことに喜びを感じるタイプ。ちゃんと使えてるっていう自己満足なんだな、きっと。 なんだか食べもののことばかり考えていて、やり始めると、あれもこれも作りたくなって、甘いものが食べたいーと、カリンのシロップを仕込むも、これはすぐに食べられないじゃん。で、今、小豆を煮てみているところ。これも時間がかかるかー。って、なんてお気楽な人なんだ自分よ。すこし作業をします。 まだ暴風雪警報が出ているよう。外に居る人たちがあたたかいところに、うまく帰れますように。

滅多に降らないわけで、だるまをつくる、写真撮る、ベランダを開けてみる、玄関を開けてみる、と、なにかとせわしない。
1/11 笑角福来

静かに晴れ。鳥の声が届かない日。鳥はどこへ出かけていったのか。切干にした大根がよく乾く。目が覚めたときベットミドラーのROSEのイントロが頭の中で流れてた。久しぶりに映画でも観たい気分。ネットラジオからはバーズのMr.Tambourinman。 昨日は年明け1回目の学園レッスン。子供たちと笑いっぱなし。この子たちに会えてよかったなあ、としみじみ思う。 待ち時間に、友からうれしい知らせが届いた。うれしいよ。おめでとう。よし、口角あげていこう。
1/9 冬休み?

静かに低空飛行。眠っているように穏やかな低さ。体から小さいサインが順繰りに出ている。ひとつおわるとひとつ、そんな感じ。今日はゴクリと喉が痛いので、ペパーミントとレモンバーム、レモングラスのティにしてみました。レモングラスが入るとぐんと美味しい。先月に某所で刈り取って貰ってきたのを半分に分けて、片方はカットしてビンに、すぐに使わない方は適当にたたんで密封パックに保存にしておいたら、パックの方はちゃんと乾いていなかったようでカビカビちゃん...。もったいなーい。自分で育ててみたいもののレモングラスを育てるには大きな鉢とスペースが要るしなあ。どこかのお庭に植えてもらおうかしら。ふむ。 ほおづえをついて、なにか考えて、しばらくしてから、嗚呼、なにか考えているようなふりをしているのだな、と気づいた。 半年くらいしなかったベランダ掃除をしたし、ハーブでレメディを作ってみたし、これから針仕事をする予定だけど、まあ今日はどうも一日そんな日みたい。どこかがこっそり休んでるんだね。
1/7 お花見粥

プランターから採取した葉っぱで七葉粥。十分満足。また旧正月のころに、草場へ七草を見つけに行ってみようと思います。胃が軟弱なので、普段からおかゆさんが多いけど、やっぱり七草の日のお粥は特別。このくらいから、もう野には小さな草のロゼットが葉をひろげ始めるし、ほんとうにほんとうに、待ってました、待ってます!という心持ち。草たちが勝手に育ってくれてありがたい。 今朝は思いついて去年の春に漬けた桜の塩漬けを解禁。梅酢をいれて漬けるといい効能があるということだったので(たしか抗酸化作用とか)初めて入れて漬けてみたら。あら美味しい。ふむふむぱくぱくと花を食らう人。香りもほんのり桜餅。効能はもちろんだけど、浅漬けに入れたり、飾りにしたり、ちょっとしたことだけど、こういう色のモノはあるとちょっと便利でちょっとうれしい。
1/6 ひそやかな野望 玄関掃除にドアをあけたらポトリと鳥の落としもの。もうすっかり乾いているようなので、かたまりにじっと寄って観察。思ったとおりなにかの種。家の中へ戻って割り箸を探してまた落としものの前へしゃがむ。種をつまんで脇のプランターの空いたところへ埋めておきました。なにか芽が出るのか出ないのか、そんなことはわからないけれど、こういうささいな出来事が、自分のちょっとしたバランスを調整してくれているみたい。いつか鳥の落とし種で庭をつくるのが、ひそかな夢。愉しそうでしょ。

昨日はお節もどきをつくってみました。もどきなので、中身は普段のおかずばかりだけど。葉っぱをあちこちに詰めてその場しのぎ盛り・・・ 実家では正月らしいしつらえを一切しないので、それじゃあ自分でと作ってみたものの、お重は空にならないと、そのまま冷蔵庫には入らないし、わりと後が面倒ね。友が半分ほど食べていってくれたけど、一人だとまだしばらくは残りものになりそうです。お節に飽きるってのがわかりました。実家のスタイルは、ある正解かも・・・。しかしね。よし、来年は空になるほど人を呼ぶか、曲げわっぱのお弁当箱くらいにしよう。もう来年の話。笑

2013年 あけましておめでとうございます

今年もまた新しい年を迎えることが出来ました。大きくは変わらず、いつもと同じですが、日々ちいさく変化してゆくのだろうと思います。みなさまどうぞ、変わらずよろしくお願いいたします。
1/4
お正月はとくに用事もないので、静岡で過ごしてきました。年末に妹のところへ寄って、大晦日から実家へ。お節もお出かけも特になく、普段の帰省となんら変わらないわけですが、「なんら変わらないじゃないか!」と思うところが普段と違うわけで、やっぱり新年を意識しているわけです。正月らしいことをしたい、と思いつつも誰も何もしないので、自分もぐーたら。ほんと、ぐーたら以外の何者でもない一家。ここ数年、元旦のひとコマ(なるべくしょうもない意味の無い瞬間)を一枚写真に撮っているのですが、人には見せられませぬ。しかしそれも我が家の歴史...?どうってことなくやっていることの方が、もしかしたらかけがえのない事なのかもしれません。
霜の降りた畑をザクザクしながら歩いたり、庭のバケツの氷を転がしてみたり、縁側でじっと陽にあたったり、ミシンをかけたり、テレビをみて笑ったり、のんびり。そうだ、両親にお年玉を渡してみたら、倍になって返ってきましたよ。まだまだ子供。「めぐる〜め〜ぐる〜よ
お金〜はめぐる〜」と。ありがたく頂戴しました。新年早々お金の話とかですいません。まあ、お金だけでなく、ご縁とか、楽しいこととかいろいろ廻らせていけたらなあと思います。日記もこんなん調子でいくと思います。よろしくお付き合いくださいませ。

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